東京総合保健福祉センター 江古田の森

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今から始める熱中症対策

2019.07.02

6月半ばを過ぎ、少し暖かくなったと思ったら急に暑くなってきましたね。暦の上では6月から夏が始まるとはいえ、私もちょっと驚きました。

総務省消防庁の熱中症情報によると、5月13日から5月19日までの間に全国で熱中症により搬送された人の数は516人。

日本全国とはいえ、5月の時点で熱中症が発生していることに驚いた方もいるのではないでしょうか?ちなみに沖縄で多いとかいうことはありませんでした。

 

 

 

熱中症患者の年齢別の割合ですが、厚生労働省のホームページでの資料を見るとやはり昨年も60歳以上の高齢者の方が多かったようです。

毎年ニュースでも言われていますが、熱中症にかかりやすいのはお年寄りの方が大半です。

高齢になると暑さを感じにくくなると言われており、加えて体内の水分量も低下していきますから、熱中症になりやすく気付きにくいですね。

 

 

さて、熱中症の対策ですが、大事なのは「水分補給」と「涼しい環境づくり」です。たぶん夏になるとテレビで毎日のように言われていますよね。もう聞き飽きている事と思いますが、今回いろいろ調べてみてもやっぱり出てくるのはこの2つですね。

 

 

まず水分補給ですが、よく「麦茶がいい」「スポーツドリンクがいい」と言われています。「普通のお茶じゃだめなの?」「ビールだといけないの?」という疑問が浮かぶ方もいると思います。

普通のお茶、緑茶などにはカフェインが含まれていますが、これには利尿作用があります。お酒=アルコール類も同様に利尿作用があるので、これらだと摂取した水分を外に出してしまいます。麦茶がいいとされているのは、カフェインが含まれていないからです。ちなみにほうじ茶もカフェインが少ないのですが、あくまで少ないだけで含まれている為熱中症対策の飲み物としては挙がらないようですね。

スポーツドリンクが推奨されているのは、塩分も含まれているからです。「熱中症」と聞くととにかく水分を摂って喉を潤わせるイメージがあると思いますが、汗をかくと同時に体内の塩分も失われていきます。

塩分が少ない状態で水分のみを補給してしまうと体内の塩分濃度が低くなってしまい、身体に良くないのです。その為、塩分の補給も考えるとスポーツドリンクは効率的だと思います。

スポーツドリンクでなくとも塩分の補給が出来ればよいので、日本気象協会の「熱中症ゼロへ」のホームページでは飴、タブレット、更に梅干しなんかも推奨されていました。日の丸弁当や梅干しのおにぎりに麦茶は良く合うのでいかがでしょうか?

もっとお手軽に、1リットルに対し1~2グラム程度の食塩を入れた食塩水などもおすすめです。

 

 

 

涼しい環境づくりですが、これは当然クーラーを付けて室内を涼しくしたり外を歩くときに日陰を歩いたり冷感グッズを使ったりすることですね。この辺りは皆さんも普段行っているのではないでしょうか。

節電も大切ですが、過度な節電意識により冷房を我慢して熱中症で運ばれる、なんてことになっては大変ですから、無理せず冷房を使用するのをお勧めします。

また、車椅子で散歩に出かける際にも注意が必要です。よく「小さい子供は熱中症に注意するように」と言われますね。これは子供の身体の機能が大人ほど十分でないからというのもありますが、それ以外にも地面から受ける熱のこともあります。

地面に近いほど、気温は高くなるのです。環境省のサイトによると、150センチの高さでは気温が32.3度だったところ、幼児の慎重とされる50センチでは35度、地面から5センチだと36度だったということでした。

車椅子も地面との距離が近く、また結構蒸れますので、夏は車いすでの外出は短時間のみにするなど意識したほうが良いかと思います。

 

 

さて、今回環境省、消防庁、厚生労働省、日本気象協会などの情報をもとに熱中症対策についてまとめてみましたがいかがだったでしょうか?

これ以外にも様々な書籍、テレビ、ホームページで熱中症についてまとめられていますので、ご自身やご家族の方々に合った方法を探して頂ければと思います。

また、熱中症は高齢の方々だけでなく子供、また成人した大人の方々も注意が必要です。ご家族の方が熱中症になられたり、自分が倒れてしまわないようどうぞご注意ください。

しっかりとした体調管理を行ない、楽しい夏を過ごしていきましょう。