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ワンポイント介護術「知っているようで知らない移動介助のコツ」

2015年5月13日 12:16

■介護の現場では様々な移乗介助が行われています。1名で介助する場合もあれば、2名で介助する場合など実に様々です。
移乗は力が全て・・・と思うかもしれませんが、力だけで移乗をしようとすると足腰の故障に繋がります。また、介助を受ける側は、無理矢理な介助をされては不安ですし身体を痛めてしまう事も考えられます。
ちょっとしたコツをつかむことで介助を受ける側、介助をする側の双方の負担を軽減する事が出来ますので、今回はそのコツを2名での移乗介助で説明します 悪い例 ワンポイント介護術「知っているようで知らない移動介助のコツ」 まずはじめに、身体に負担があると考えられる、悪い例について説明します。 右)上半身を抱える人が、足を伸ばした状態で、腰を折って屈んだ状態です。 左)足を抱える方の人が、介助を受ける人の膝を抱えています。 この状態で持ち上げると、、、 矢印 介助を受ける側、介助する側の双方に、知らず知らずのうちに負担がかかっています。 悪い例 右)上半身を抱える人は腰を曲げていますが、その状態から上に引き上げると腰ばかりに負担がかかってしまい、腰痛の原因になります。また、引き上げる際に、介助を受ける人との密着がずれる為不安定です。 左)人間の身体で頭の次に重いのが、お尻です。足を抱える人が膝の下だけ持っていては、思い部分がより下がり、充分に抱える事が出来ません。上半身を抱える人の負担も大きくしてしまいます。 そして介助する側もつらいですが、介助を受ける側もつらいです。 では、どうすれば負担を少なくする事が出来るか、良い例について説明します。 ●良い例 良い例 右)上半身を抱える人がしゃがんでいます。腰だけを曲げるのではなく膝も曲げています。また、低い姿勢で、介助を受ける人とも充分に密着でき、両脇も閉める事ができるので力が入りやすくなり、安定します。 左)重いお尻を充分に抱える為、抱える人の前ではなく横につき、片方の腕を膝の下に、もう片方の腕を腰に回します。 矢印この状態で持ち上げると、、、 良い例2 右)低い姿勢からスタートし、腰だけでなく足の力も加えて引き上げる事が出来るので腰への負担が減ります。 左)膝下だけでなく、腰も支えているので、上半身を抱える人への負担が減らせます。また、こちらも密着しているので安定感が出ます。 矢印2 力が入りやすく、重さを分散し、安定感が出た事により、抱える人たちがお互いに楽になり、抱えられる人も楽になります。   移乗介助をするなら、介助を受ける側、介助する側双方に負担が少ない方がいいですよね。持ち方や、身体の使い方を変えるだけで、こんなにも違うという事をこの方法を参考に、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。  
社会福祉法人 南東北福祉事業団
総合南東北福祉センター 通所事業所 南東北さくら館
この記事は同グループの記事を転載したものです。 元記事(http://www.kaigo-hiwada.com/onepoint/003406.html
キーワード ワンポイント 介護術 移乗 介助 コツ 負担 安定 密着 通所 さくら館 南東北 福祉センター 江古田の森    

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