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今日のできごと

【感染症について】

2016年3月19日 17:00

空気が乾燥し、気温が低くなる冬季は、感染症がピークを迎える季節です。冬季に問題となる感染症には、風邪・インフルエンザ・肺炎等の呼吸器感染症と、ノロウイルス・ロタウイルス等のウイルス性の感染性胃腸炎があります。今季は新型ノロウイルスの流行が懸念されています。現時点では私達ヒトは新型に免疫がなく、他のノロウイルス同様ワクチンや特効薬も開発されていないため、大流行の恐れがあります。また、従来型と新型を別々に感染した場合、1シーズンに2回以上ノロウイルスに感染する可能性も否定できません。このようなことから、他人にうつさない、自分の身を守るという意味で、正しい知識、予防や対策が必要となります。今回は、インフルエンザとノロウイルスの知識、予防や対策についてお話ししていきます。 ①インフルエンザ インフルエンザとは、インフルエンザウイルスに感染することによって起こる病気です。通常の風邪とは違い、急激に発症します。感染(飛沫感染)をすると、1~5日の潜伏期間の後、38℃以上の高熱や筋肉痛等の全身症状が出現します。気管支炎や肺炎を併発しやすいです。予防に効果が期待できるのが、ワクチン接種です。流行シーズン前の11月頃の接種をおすすめします。その他、帰宅後・食事前等の石鹸での手洗い・うがい、アルコール手指衛生剤での消毒が効果的です。 外出時、人ごみの多い場所に出かける際のマスクの着用も大切です。 ②ノロウイルス ノロウイルス感染は、感染した調理従事者から手指を介した二次感染や汚染された食品や二枚貝、感染者の嘔吐物や糞便から接触感染、飛沫感染をします。体内にウイルスが入ってから24~48時間に激しい嘔吐や下痢、腹痛が発生します。症状は1~3日で消失します。 予防は、マスクの着用、帰宅後・食事前の石鹸での手洗い・のうがいの実施、十分に加熱した(1分間以上85℃)食品を摂取することが基本となります。 その他、ラクトフェリンの摂取がノロウイルス予防に効果的であると言われています。また、ノロウイルスにはアルコール消毒は効果がないため、次亜塩素酸ナトリウム(ハイター)を使用した消毒が有効です。 正しい予防・対策を実施して、インフルエンザやノロウイルスに感染をしないで、元気に冬を乗り切りましょう。

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