~食べ物で冷えを改善~
2017年12月27日 12:00
寒さが段々と厳しくなってきました。寒さ本番に備えて食事から冷えない体づくりを始めましょう。
どんなに外から体を温めても、体の中が冷たくては効果がありません。体を温める食事(=陽性食品)を取って食べ物から得るエネルギーで体を温め、体質を変えていく必要があります。良く燃えて体を温めてくれる食品を取っていくことで、冷えも徐々に改善されていきます。
・陽性食品
陽性食品は体を温めてくれます。太陽の恵みを蓄えた食品を取り込むことで、身体にエネルギーを補給します。
【特徴】
・冬、寒い地方に取れるもの
・土の中で育つもの
・固いもの、黒っぽいもの
【主な食品】
生姜、ネギ、にんにく、人参、かぼちゃ、レンコン、ニラ、味噌、紅茶
●陽性食品の代表!生姜について●
生の生姜には「ジンゲロール」という辛味成分が含まれています。「ジンゲロール」は血液の中を流れ、手先や足先の末梢で血管を広げる作用があります。生姜を食べると手先や足先がポカポカしてくるのがその為ですが、これは深部にある熱を末梢に送り出すことでもあり、深部体温はやや下がってしまいます。
ところが生姜を乾燥させると「ジンゲロール」の一部が「ショウガオール」という別の成分に変化します。「ショウガオール」には胃腸の壁を直接刺激して血流を高め、深部の熱を作り出す働きがあります。
・陰性食品
陰性食品は体を冷やしたり、ゆるめたりします。冷えの予防からはできるだけ避けたい食品です。
【特徴】
・夏、暑い地方で採れるもの
・地面の上で育つもの
・水っぽいもの、白い物
【主な食品】
トマト、キュウリ、ナス、もやし、白砂糖、コーヒー、緑茶、化学調味料
★ちなみに、陽性食品でも陰性食品でもない食品を「中庸(ちゅうよう)食品」といい、主食に適した玄米や麦が当てはまります。
白米・小麦粉のように精製して白くなったものは陰性食品になってしまうので、出来るだけ精白度を低くすることが理想的です。
※今回は冷え改善からの情報です。食事は主菜・副菜、様々な種類の食品をバランスよく摂取しましょう。







