立ち上がり時の手すりの紹介
2020年7月29日 10:44
【立ち上がり時の手すりの紹介】
立ち上がり動作は移動やトイレ、入浴時など生活では欠かせない基本動作の一つです。しかし、加齢とともに関節の動きが悪くなったり、筋力低下などにより立ち上がりにくくなり、転倒に繋がってしまいます。今回は立ち上がり動作を補助する手すりについて紹介します。
手すりを使うメリット ⇒①出来るだけご自分で出来るようになる ②介助者の負担軽減
加齢とともに足腰の筋力低下がみられますが、腕の筋力は比較的保たれていることが多く、手すりを行うことで転倒防止や介助者の負担軽減が図れます。
代表的な手すりの紹介
・L字型手すり
立つ時やズボンの上げ下ろしの際に便利な縦手すり、座って
いる時に掴まると安心の横手すり。その両方が合わさったも
のがL字型手すりです。トイレや浴槽への設置に適しています。
介護保険の補助で設置する事が出来ます。
・タッチアップ
工事は不要でベッド周りや布団の隣などに置くだけで足腰
に負担をかけずに立ち上がりの補助を行うことが出来ます。
タッチアップは床面に30㎏程度のステンレス板や金属板が
ついているため体重をかけても動くことはありません。
介護保険でレンタルすることが出来ます。
・ベストポジションバー
工事は不要で床面と天井の間に突っ張り棒の様にして取り
付けます。ベッド周りやトイレへの取り付けでは立ち上が
りを補助することが出来ます。特徴としては2本を横手す
りと連結する事も可能で、立ち上がりから歩行による移動
の生活動線を補助することが出来ます。
介護保険でレンタルすることが出来ます。
お身体の状態によって手すりの高さや材質、家屋状況によって取り付け可能な手すりが異なります。専門の福祉用具業者に選定してもらう必要がありますので担当のケアマネージャーもしくはお近くの地域包括支援センターにお問い合わせください。