春の七草のひとつ... 芹(せり)
2022年1月14日 15:39
せりは、春の七草(すずな、すずしろ、せり、なずな、おぎょう、はこべら、ほとけのざ)
の一つ。冬期のビタミン不足を春一番の摘み草で補うという昔からの生活の知恵です。新苗が
競り合って密生するために「せり」という名前がついています。
【栄養成分】
ビタミンA、C、ミネラル類、食物繊維を多く含んでいます。また特有の香りはミリスチン、
カンフェンなどの精油成分によるものです。
【効用】①体をあたため、冷え性改善 ②発汗、解毒、解熱の作用 ③余分な塩分を排出し、高血圧や動脈硬化を予防 ④貧血の改善
【調理のポイント】
アクが強いので、下茹でして水によくさらしましょう。しかし、茹ですぎは栄養分が溶け出
てしまうので注意が必要です。肉類の臭みを消す効果があるので、肉を使った鍋物によく使わ
れますが、その他、煮物、炒め物、和え物、サラダなどにも向いています。
【保存のコツ】
湿らせた新聞紙やキッチンペーパーなどで包んでポリ袋に入れるか、ラップをして冷蔵庫に
立てて保存します。水分がなくなると香りも落ちるので、2~3日で使いきりましょう。