出会い(デイサービスセンターゆずりは)
2015年3月11日 09:37
ある日の利用日、八田様は持参された紙袋に短歌を書かれていました。
~大寒のゆずりはの庭 花ざかり おしるこの味 生々と知る~
「これは、ゆずりはで庭を眺めながら書いたんだよ」と教えてくださいました。ゆずりはに来て、そのような楽しみを見つけられたのだと嬉しく思っていいたら、他の曜日に利用されている渡邊様の一句
~秋晴れや 介護の友と 今日も会い~
これをフロアーに貼りだしていました、そうしたところ、それを見て「この短歌は素晴らしい!」と言ってそこでまた一句が生まれました。
~冬晴れに 今日会う友 介護室 宗孝作に 秋晴れの友~
渡邊様の短歌を読んで感じたことを短歌にされていました。そして渡邊様もこの短歌を読みながら「上手いな~、こちらの方が先生だな~」と感動されていました。このお二人が何かで繋がることはできないかと職員が考えていた矢先、八田様が振替利用することになり渡邊様に会えることになったのです。そして、その日が来ました。二人はお互いを「先生!」と呼び合いながら握手を交わし短歌について語り合っていました。デイでは、他の利用日の方とは触れ合うことはほとんどありません。しかし、このようにして趣味を通じて、一つの出会いが生まれました。
これからも皆様の素敵な出会いの場となるよう、心を込めて支援していきたいと思います。
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