ノロウイルスの症状 大人と子供の比較
2015年11月 2日 18:51
毎年冬になるとインフルエンザと一緒に大流行しているノロウイルス。
今回はノロウイルスに感染した場合の大人と子供の症状の違いについて説明していきます。
そもそもノロウイルスってどんな病気・・・？
ノロウイルスという言葉、テレビや新聞でよく目にします。症状についてはなんとなく知っている方は多くいらっしゃると思いますが実際はどんなウイルスのでしょうか？
1968年アメリカオハイオ州のノーウォークの小学校で集団感染が発生したときに発見されたウイルスだそうです。
最初はノーウォーク州で発見されたことからノーウォークウイルスと呼ばれていましたが、2002年の8月に行われた国際ウイルス学会で「ノロウイルス」と正式に呼ばれるようになりました。
ノロウイルスは冬だけでなく年間を通して感染する可能性があります。
空気が乾燥する冬になると感染力がとても強くなるため、冬に大流行してしまうのです。
ノロウイルスの初期症状は？
次はノロウイルスの初期症状についてです
ノロウイルスに感染した場合、下記の3つの症状が主に出てきます。
１．熱が出る
38℃以下の発熱が起こります。初期症状の中ではもっとも早くでるケースが多いのがこの症状です。微熱なので、ちょっとした風邪と間違えやすいので注意が必要です。
冬の時期に出た場合はすぐに病院で検査をしてもらうようにしましょう。
２．腹痛が起こる
チクチクと刺されているような痛みの腹痛が起こります。これも人によっては症状が出ないことがあります。
３．嘔吐、下痢
初期症状の段階から発症している間も出続ける症状です。人によりますが、嘔吐だけの場合や、微熱だけで症状が出ないパターンもあります。しかし、ノロウイルスに感染した際の症状で一番わかりやすい症状ですね。
ノロウイルスに感染した場合、一気に悪化してしまうケースがほとんどなので対処するのが難しいです。また、嘔吐や下痢により脱水症状になってしまう可能性があるので水分補給は欠かさないように気を付けましょう。
大人と子供の症状の違いとは？
実はノロウイルスに感染したとき、大人と子供では症状の重さが違います。
大人が感染した場合、子供が感染した場合よりも症状が重いケースが多いです。
特に下痢や嘔吐は短期的に強い症状が出るケースがあるため注意して下さい。
子供が感染した場合、症状はあまり重くないことが多いですが、その代わり
大人と比べて完全に回復するまで時間がかかることがあります。
比較すると
・大人 1日～3日程で症状が治まる、症状が重い
・子供 約1週間で症状が治まる、症状が軽い
ノロウイルスに効果のある薬はまだできていません。
なので、症状が治まるまで待つしかありません。
体力のない乳幼児や高齢者が感染した場合、下痢や酷い嘔吐により脱水症状を起こしてしまう恐れがあります。
ノロウイルスに感染してしまった際にはお茶、アクエリアス、ポカリスエット等のスポーツ飲料等の水分を摂取するようにしましょう。まずは感染しないように日々の予防に努める事が大切です。
ちょっとした風邪かなと思うような症状でも、すぐに病院に行き症状が軽い段階で治るように心掛けましょう!
