マイナンバー詐欺に注意を!
2015年11月28日 10:54
マイナンバー制度は2015年10月から国民一人ひとりに割り振られた12ケタのマイナンバーが通知されています。
この新しい制度が開始されたと同時にマイナンバー詐欺というものが全国で発生しています。
マイナンバーの正しい受け取り方や、マイナンバー詐欺とはどんな手口なのかについて書いていきます。
マイナンバー詐欺とはどんな手口があるの?
・行政機関の職員や業者を名乗った電話がかかってくる
1.行政機関の職員だと名乗ってきた場合に話してくること
「医療費などのお金を還付しますので、まずはお金を振り込んでほしい。マイナンバー制度が始まると手続きが複雑になりますので、早くお金を振り込んで下さい。」
「マイナンバー開始に伴い、個人情報の調査をしています」と個人資産の状況を聞かれる。
「マイナンバーの手続きはもう始まっていますよ。手続きがまだなら、刑事問題になるかもしれません」と、個人情報を聞き出してくる。
2.業者だと名乗ってきた場合に話してくること
・「マイナンバーの管理は複雑なので、私たちが管理します」と言いマイナンバーを聞いてくる
・「マイナンバーの情報が漏れるのを防ぎます、まずはセキュリティ費用を払ってください」
と費用を請求してくる。
マイナンバー詐欺の電話がかかってきたときの対策方法
・不審な電話がかかってきたらすぐに電話を切る。
・直接家に行ってご案内しますなどの訪問は断る
・個人情報は絶対に教えない
・相手の名前や所属、用件を聞いてメモに控え、家族や消費生活センター、警察などに相談する
行政機関の職員が電話や訪問でマイナンバー制度の説明をしてくることは絶対にありませ
せん、通知前に手続きをお願いすることもありません。
なので個人情報を聞かれても答えないと意識していただくことでこのような詐欺を防ぐ
ことができます。
・総務省を名乗ったメールが送られてくる
9月2日、総務省は出回っている偽のメールについて、注意を呼びかけました。
そのメールの内容とは、「マイナンバー確定のお知らせ」というタイトルで
「マイナンバー制度が確定したので、下記URLから確認してください」とリンク
先のホームページに誘導し、「登録が完了しました」等の表示が出て高額な請求を
される恐れがあります。
メールがきた場合の対策方法
・不審なメールはすぐに削除し、リンク先も開かない。
総務省や各自治体がマイナンバー制度について、メールでお知らせすることは
ないので、不審なメールには対応しないようにして下さい。
実際のマイナンバーの通知方法
マイナンバーが書かれている「通知カード」は、現在市区長損に届けてある住所に簡易書留で送られます。
通知前の手続きは必要ありませんが、現在の住まいと
届けてある住所が違うようなら、住所変更を忘れずにしておきましょう。