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今日のできごと

よく噛んで食べよう!

2016年2月25日 13:46

現代は軟らかい食べ物や噛まなくて済む食べ物が増えて、私たちはモノを噛まなくなっています。弥生時代と比べると1食あたりの「噛む」回数は約6分の1に、また戦前と比べても2分の1以下に激減したと言われます。今回は「噛む」ことによる不思議な効果について注目してみたいと思います。 ①脳の活性化 よく噛むと頭部の骨や筋肉が働いて血液循環がよくなり、脳細胞の働きが活発になります。また、記憶力や集中力などの学習能力・運動能力、その他にも様々な機能の発達に影響し、子供の発育促進だけでなく、大人にとっても脳の老化を防ぐ効果が期待できます。このことから認知症予防にもつながると考えらえています。 ②丈夫な歯を作る よく噛むと歯根に刺激を与えるため、歯を支える骨の細胞の新陳代謝をよくすると言われています。また、噛むことにより唾液の分泌が活発になり、その唾液の自浄作用、食物中の酸の中和作用により、虫歯・歯周病予防につながります。 ③肥満予防 食べ物をよく噛むと食事の間に血糖値が上昇し、満腹中枢が刺激され「お腹がいっぱい」という合図が出され、食べ過ぎを予防できます。よく噛んでゆっくり時間をかけて食事を楽しめば、少量で満腹になり、健康的に体重を落とすことができます。 ④胃腸に優しい 食べ物をよく噛むと表面積が大きくなり、消化酵素による分解効率がよりアップします。また、唾液に含まれる酵素は食べ物の消化を助けるので、よく噛んで食べるほど、胃腸の負担は軽くなります。さらに、唾液には抗菌性や免疫性、ガンの引き金となる活性酸素を抑制する効果などがあるとされ、生活習慣病予防にも役立つとされています。 ☆噛む力を鍛えるポイント  噛む力を鍛えるには普段の食事を見直すと同時に、噛む回数を意識して増やすことが大切です。"1口で30回噛むこと"を目標にしましょう。回数を多くする為には、食物繊維を含む食材を使った料理がおすすめです。調理法も工夫して素材はやや大きめに切り、食べ物を水やお茶などの飲み物で流し込む習慣はやめましょう。また、利き手や利き足があるように、噛む時も左右どちらかでよく噛んで食べている人が多いと言われています。意識的によく噛んで食べる際は左右のバランスにも配慮すると咀嚼の際の筋力の偏りを予防することができます。   いつも無意識に「噛む」ことで食事をとっていますが、実は様々な効果が期待できます。食事にゆっくりと時間をかけ、豊かな食生活を満喫し、咀嚼力を鍛え、健康を維持しましょう。   1     2

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