社会福祉士って何? ~通所リハビリ相談員のひとりごと~
2017年1月19日 00:09

「社会福祉士」って何?
江古田の森では沢山の専門職が働いています。介護福祉士、看護師、理学療法士、管理栄養士等々、数えると片手5本では足りません。
その中でも今回は、私自身のこと、「社会福祉士」のことについてお話ししたいと思います。私は現在介護保険制度の通所リハビリテーションという施設で、支援相談員という職に就いています。通所リハビリに通いたいと思っている方の利用相談や、通っている方の生活相談を主な業務として行っています。
社会福祉士は高齢者の施設だけでなく、病院、障害のある人、子ども、女性、生活困窮者等、様々な場所・分野で活躍しています。どんな分野にいようとも、「人の生き方に関わる仕事であり、生き方を支えていく仕事」が社会福祉士の仕事と言われています。
「社会福祉士」は「ソーシャルワーカー」とも呼ばれます。カタカナでの名称があるということは、国際的に活躍している人がいるということの表れでもあるのだと思います。
私自身の経歴をお話しすることになりますが、私は江古田の森に就職する前、アフリカのウガンダ共和国という国で、2年間障害のある子どもたちの教育支援に携わっていました。主に学習支援に携わる業務内容でしたが、ソーシャルワーカーとして、それまで保障されていなかった彼らの教育を受ける機会を確保することで、学校での居場所つくり、生活の質の向上に努めていました。アフリカで様々な国のソーシャルワーカーに出会い、ソーシャルワーカーは国際的に必要とされている仕事だと私は実感しました。
日本もグローバル化が進んでおり、外国のバックグランドを持つ人が増えてきています。国籍や性別、様々な背景に左右されず、「誰かの生活に関わり、生活を支える」仕事が、「ソーシャルワーカー=社会福祉士」なのです。素敵な仕事だと思いませんか?
下記に社会福祉士の倫理綱領の前文を紹介します。是非読んでみてください。
社会福祉士の倫理綱領 前文
われわれ社会福祉士は、すべての人が人間として尊厳を有し、価値のある存在であり、平等であることを深く認識する。われわれは平和を擁護し、人権と社会正義の原理に則り(中略)、サービス利用者の自己実現をめざす専門職である。(後略)