東京総合保健福祉センター 江古田の森

特別養護老人ホーム　５階いちょうユニットです。今回は上肢のリハビリも兼ねて色鉛筆で塗り絵をしている利用者さんを紹介したいと思います。この利用者さんは、元々右利きなのですが、病気の後遺症で右手に麻痺が残ってしまい、現在は日常生活の動作を左手で行なっています。塗り絵を始める前から左手でお箸も上手に使われていますが、機能維持の訓練も兼ねて余暇時間に塗り絵をしてもらっています。以前は単純な絵に色を塗ってもらっていましたが、簡単すぎたのか飽きてしまったようで塗り絵をしなくなっていました。そこで、『大人の塗り絵』のようなもっと細かい絵の塗り絵を試しに挑戦してもらう事にしました。すると、毎日少しずつですが、とても上手に塗られ完成させては次の絵へと継続されています。完成したものはユニットのリビングに飾っているのですが、他の利用者さんも「すごく上手ね。私はこんなに上手く描けないわ。」と絶賛されていました。