介護老人保健施設 実習 体験談
2017年8月19日 03:42
私は専門学生の時に、地元の施設の認知症専門棟で一か月実習を行いました。
ある女性の利用者さんは、挨拶にも介助中の声かけにも反応してくれず常に一点を見つめている方でした。「前はお話しもしてくれたけど」と職員さんから聞き、私は少しでもその方を知りたいと思い話しかけに行くようになりました。最初は何の反応もありませんでしたが、目を見て話しかけているうちに目を合わせてくれるようになりました。実習が終わる頃には手を出して握ってくれるようになりました。この方と関わってきて本当に良かった、と嬉しい気持ちでいっぱいでした。
会話だけではなく、ふれあったり、表情や目線でコミュニケーションをとることも重要だと実感しました。今後利用者さんと関わる際、非言語的なコミュニケーションも大切にしながら利用者さんひとりひとりへの理解を深めていきたいです。
五十畑 美悠
社会福祉法人 南東北福祉事業団
東京総合保健福祉センター江古田の森
介護老人保健施設 江古田の森