障害支援施設 【ちょっとした工夫】
2017年9月 1日 22:18
障害者支援施設では、利用者さん個々の自主性を尊重し、一人一人の特性に合った支援を提供しています。今回は、利用者の青木裕さんの取り組みを少しだけご紹介させて頂きます。
青木さんは、現状の身体機能の維持をするために、青いマットの上に横になり、毎日の腹筋運動を欠かしません。午後、大好きなプリンやアイスを食べ、少しゆっくりした後には「青マット(敷いて)」と、自分から職員に声をかけて下さいます。大きな声で「1・2・3・4・・・」と数えながら、頭を持ち上げようと一生懸命頑張っています。が、、、大きな声は聞こえても、ほとんど頭が持ち上がっていない時も多かったんです。青木さんの側では「もうちょっと頑張って頭あげてみましょう。」とエールを送る支援員の声がいつも聞こえていました。
そんなある日、近くで様子を見ていた一人の支援員が、青木さんのお腹の上に帽子をポンとおき「(帽子の)マークを見るように頑張ってみてください。」と、笑顔で声を掛けました。すると、どうでしょう。明らかに今までよりも頭が持ち上がるようになったんです。目印を置くという“ちょっとした工夫”ですが、効果は“大“です。
私も、利用者さんのお役に立てるアイディアを生み出すことが出来る支援員になれるように頑張ろうと思います。
社会福祉法人 南東北福祉事業団
東京総合保健福祉センター江古田の森
障害者支援施設 江古田の森
