東京総合保健福祉センター 江古田の森

今回は２つのエピソードを紹介します。   1つは入浴介助をしている時でした。ある利用者さんと干支の話なんかしている時、「あ、そうそう、僕、今年が本厄なんですよ。色々気を付けないと…と思っているんです」と話しかけた所、「お兄さん、それは違うよ！」と。「お兄さんにとって今年は、自分自身にも他の人にとっても本当に役に立てる数少ない稀少な年なんだから、色々やって上げた方が良いんだよ。色々役立ってね。」と応えてくれました。こんな洒落た言葉をかけられるなんて・・・言語の匠！！嬉しいですよねぇ。   もう１つは、ジェンガという玩具を用いた時の話。普段の遊び方は、木片を積み上げてそれを引っこ抜いてまた積み上げていくというものですが、対一人でやってもらうには何か違う方法が必要に思い、職員がその木片を積み上げて色んな形を作り、それをお手本にして積み上げてもらう…というものを試してみました。 １段の物から始め、２段、３段と難易度を上げていっても、「難しいなぁ、無理だよ。」と言いながらも集中して積み上げていき、最後４段をクリアすると自身で達成した事に充実感があったようで、「これ、面白いね！？どこで売ってるの？」と周囲の人に聞いて回ってました。その時の満面の笑みがこちらの写真です。 達成感、充実感を得れる喜び、与えられる喜び。お互いが幸せに感じられた日でした。

社会福祉法人南東北福祉事業団

東京総合保健福祉センター　江古田の森

「特別養護老人ホーム　江古田の森」

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