水虫を完全に治すために(総合東京病院通信Vol.36より)
2015年11月 5日 17:41

なかなか治らない水虫に人知れず悩んでいる方も実は多いのでは?
今回は水虫を完全に治すためにはどうしたらよいかについてご説明します。
◎水虫とは
現在、水虫に悩まされている人は日本全国で2100万人!今や5人に1人が水虫と言われています!
水虫とは何かというと、正式な病名は
「足白癬」です。皮膚糸菌という真菌
(カビ)が原因の感染症です。水虫菌(正式名称は皮膚糸状菌)は症状のある皮膚の一部を採取して、顕微鏡で見ると、その名のとおり、糸のような細長い形をしています。病院で顕微鏡検査を受けて、この姿を確認することで足白癬という診断が付けられます。
水虫菌は、高温多湿を好み、皮膚の外側の角質層にあるケラチンを栄養にして生きているカビです。ですから、足の裏は高温多湿で角質が厚くケラチンが豊富なため、水虫にとって絶好の住家といえます。水虫には3つの病型かあります。
かゆいじくじくの水疱型、高齢者に多く慢性化して菌の量が多い角質増殖型です。水虫を完治させるには、1正しい診断をつける。2正しい治療をする。3再感染を予防することです。
この記事は2015年10月 総合東京病院通信Vol.36
にて掲載された記事です。