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お知らせ

広報誌

第160号江古田の森だより

2021年5月25日 10:18

江古田の森だより vol.160

なんちゃって喫茶 表紙.JPG

今月の表紙 障害 "なんちゃって喫茶"

 春の日差しが心地よく感じられるようになってきた今日この頃ですが、1階の障害事業所では入所と通所で、週替わりで「なんちゃって喫茶」という活動を行なっています。この活動は、実際に売店に行き、買うものを決め、支払いをする・お店の人とのかかわりをもつという体験をとおして、自立支援を行っています。この活動は利用者からとても好評で、「次のなんちゃって喫茶はいつ?」「今日のなんちゃって喫茶を楽しみにしてきたんだ」という利用者もいらっしゃいます。なんちゃって喫茶は、外出ができない日々のなかでほっと一息がつける、『新しい日常』には欠かすことのできないない活動です。



デイサービスセンター江古田の森
今年も・・・

 デイサービス江古田の森ではお花見に行きました。と言っても、コロナウイルスの影響で大人数では行けず、一人ずつ写真を撮るだけとなってしまいました。隣の公園には手が届くくらい近くに桜が咲いており、今年も綺麗に咲いてくれた桜を前に「やっぱり桜はいいね~」と大変喜ばれていました。来年はみんな一緒にお花見がしたいですね。

デイ 写真.JPG

ケアハウス

塗り絵

 レクリエーションの中でも人気な塗り絵。毎月のカレンダーや季節ごとの花や木、女性の着物姿等の下絵に上手に色をつけています。「今は何月かしら?春の花が良いわ」「この花はどんな色をしているの?お手本通りに描けるかしら」「若い時着ていた着物を書いてみようかしら」等々選ぶ段階から楽しみにしている様です。「お手本と同じように描けたわ」「若い時はこんな色の着物を着ていたの綺麗でしょ」と出来上がった大作はお部屋に持ち帰り大切に飾っています。

デイサービスセンターゆずりは

おやつ作り

 今回ゆずりはではおやつ作りで、よもぎ蒸しパンを作りました。本来は利用者様と一緒におやつ作りを行う予定でしたが、コロナウィルス感染予防の為職員が手作りしました。よもぎパウダーと小豆煮を生地に練りこみ蒸し、緑色のふっくらとした蒸しパンができました。利用者様からは「とってもおいしそう。よもぎ蒸しパン懐かしいわね、昔はよく作ったわ」と懐かしみながら召し上がっていました。「みんなとおやつ作りをしたい」と仰る方々の為にも、早くコロナウィルスが落ち着き、一緒におやつ作りが出来ることを願っております。

ゆずりは 写真.JPG

短時間通所リハビリテーション

短通チャレンジ - ジグソーパズル編 続編 -

 

 短時間通所では"短通チャレンジ"として、カナダにあるノートルダム大聖堂のジグソーパズル(1,000ピース)に取り組んでいます。

先月から挑戦しているこの企画ですが、かなり苦戦を強いられております。

似通ったピースが多く、ご利用者様・職員・ドライバーが一丸となっておりますが、なかなか進んでおりません。

そこに、救世主のごとく参戦したのが「笠原先生」です。

ついに我がセンターの主治医の先生まで参戦し、センター一体となってジグソーパズルの完成に向けて共闘しております。

果たして、パズルは完成するのか!?こうご期待!

短通 写真.JPG

長時間通所リハビリテーション

春の装い

 桜の花も散り、陽気も暖かくなって、ますます春を実感できるようなりました。

長時間通所リハビリではもうひとつ春を感じられることがあります。それは、利用者さんが通所される時の服装です。寒い時期には厚手のコートやダウンジャケットを着ている方が多いですが、春には皆さん薄手のコートや軽めジャケットを着て通所されます。朝のあいさつを交わす際やお預かりした上着をハンガーラックにかけた際などには冬場と違いハンガーラックもスリムになってます。
春と言えども、朝や帰宅する時間帯は寒い日も少なくなく、「やっぱりもう少し暖かいコート着てくれば良かったかな?」と着て行く服に苦労している方も多いようです。

これからも寒暖差が大きい日があると思いますので、利用者さんの体調や健康を気遣い、元気に過ごしていただけるように頑張っていきます。

長時間通リハ 写真.JPG

江古田の森体験談

介護老人保健施設 介護職 湯田   

 

 いつも江古田の森介護サービスをご利用頂きましてありがとうございます。

 M様はご自宅と施設を行き来されていることもあり、今後在宅復帰を考えていらっしゃるご家族様の参考にさせていただけたらと思い、M様のご家族からお話を伺いました。

 1. 初めて在宅復帰した際のお気持ちはいかがでしたか?

 とても楽しく過ごしたようで、うれしそうに帰ってきました。

 若い方々に囲まれ、沢山話を聞いてもらい、満足したのだと思います。

 2. 施設から在宅へ戻って不安に思ったこと、逆に良かったことはございますか?

 車椅子になる前は、帰ってくると、体が自由に動くつもりになるのか、トイレから出る時に、よく転んでいました。その点は心配しました。

 今は紙パンツにも慣れて、その心配はありません。

 3.江古田の森に希望することがあればお聞かせください。

 現在は、預かっていただいている間、私はゆっくりしております。帰ってきた時に、

 とてもやさしい気持ちになり、感謝しております。今後も利用させて頂きたいと思っております。

 新型コロナウイルスが流行しておりますので、ご本人様はもちろんですが、ご家族様もお身体ご自愛ください。 

 お忙しい中、ご協力頂きまして、誠にありがとうございました。


●〇● !体験談募集! ●〇●

感動体験、苦労体験、などなど当センターの利用体験談だけではなく、介護体験をした記事等も募集します。
このコラムを通じ、利用者や支援者の様々な「おもい」を共有できることで、悩んでいる方の一助となれば幸いです。
引き続き江古田の森での体験談も募集しています。
江古田の森広報委員へお気軽にお持ちより下さい。

◆なるほどコーナー◇

「認知症と転倒リスクについて」

 先日、社会福祉士会主催で筑波大学大学院の先生を招いて認知症に関するオンライン講演会を開催したのですが、そこで講師の先生と話題になったことがあります。それは認知症と転倒の因果関係です。高齢になると筋力の低下は顕著で認知症が無くても転倒のリスクは高くなりますが、認知症を持つ高齢者は、より転倒のリスクが高くなるのではないかとのことです。そこで認知症と転倒の関係について調べてみました。

 認知症の方の多くは脳の病変により運動機能の低下がみられることが解っています。またBPSDにより転倒リスクの高い行動をする。薬の副作用でバランスをとることが難しかったり、身体に力が入らない等、原因は色々と考えられます。特に認知症の初期から中期は、自分が思った通りに身体が動かなくなることで、ひいてはバランスを崩し転んでしまうことが多いとのことです。

 では、どうやって転倒のリスクを減らしていけばよいのでしょうか?一番に考えられるのは、筋肉は裏切らないとよく言われる通り、筋力の低下を防ぐことが重要です。それ以外では環境整備、環境設定へのアプローチが重要と言われています。出来るだけ段差を作らない。視線が向かない床に物は置かない等は当然の事。咄嗟に掴まる手すりなどに目印を付けて分かり易くするなどが有効と言われています。運動と環境設定をうまく組み合わせて転倒予防に取り組みましょう。江古田の森では各事業所にて認知症の方の困りごとに関して相談を受けております。お気軽にご相談ください。

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