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お知らせ

広報誌

江古田の森だより 164号

2021年9月26日 01:11

江古田の森だより vol.164

ゆずりは.JPG

今月の表紙 デイサービスセンターゆずりは

 "夏空に彩る花火"

3階認知症対応型デイサービスひまわりでは、制作活動で夏空に彩る花火をちぎり絵にして表現しました。夜空を染めたり、星を折り紙で折ったりしてみんなで協力して一つの作品を作り上げました。






障害者支援施設

"アイス作り"

障害「アイスづくり」.JPG

オリンピックが終わり、暑さが厳しさを増すこの頃ですが、障害事業所では入所・通所で分かれてアイス作りを行ないました。ソフトクリームをつくることができる機械を使い、入所ではバニラアイスを、通所ではバニラとチョコレートのミックスのアイスをつくりました。つくったアイスの上に、チョコレートやいちごのソース、チョコチップ・ウエハース・コーンフレークなどをトッピングして味わいました。利用者様からは「アイスづくりをするのを楽しみにしていた」「とてもおいしい。またやりたいね」など、ひさしぶりの行事を楽しんでいる様子が見られました。

デイサービスセンター江古田の森

"うちわ作り"

デイ 写真.JPG

デイサービスセンター江古田の森では、毎月作品作成を行っています。今月は「うちわ」です。折り紙を蛇腹に折り、それを広げて糊でつけていきます。利用者様同士、「その色綺麗ね」「折り方が難しいよ」など話をしながら楽しまれていました。来月は何を作っていただくか...楽しみにして下さい。

ケアハウス

"花火"

ケアハウス.JPG

コロナの影響で花火大会が中止になっている所が多い様です。ケアハウスでも毎年8月に花火大会を行っていましたが、昨年同様中止となってしまいました。そこで全国の花火大会の写真を共用スペースに飾りました。「写真の花火も綺麗ですけど、やはり本物を見たいですね。」「この花火は何処かしら?長岡?見に行った事がある。大きな花火だったわよ。」などの会話も盛り上がり楽しまれていました。

短時間通所リハビリテーション

"腰痛予防体操"

8月短通 写真.jpg

4月から短通で導入した週ごとにテーマを変えた集団リハビリ。今回は利用者様から好評の声を頂いている「腰痛予防体操」を紹介します。

短通の腰痛予防体操で特徴的なのはサランラップの芯を両手で持ち行う「棒体操」。ご家庭で捨てられてしまうサランラップの芯を活用し、腰回りの固まってしまった筋肉を前後左右大きく伸ばしてストレッチをします。利用者様からは「腰痛は大変なのでありがたい。」、「家でも寝る前にやっている。」など好評の声を頂いております!

介護老人保健施設

"老健夏祭り"

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暑い日差しが続いた8月に、老健では毎年恒例の夏祭りを行いました。新型コロナウイルス感染対策で小規模開催となりましたが、利用者様からは「大きいも小さいも関係なく美味しいものいっぱい食べて満喫するんだ」と楽しみにされる声が聞かれていました。当日は職員が焼きそばやフランクフルトを作り、廊下はソースの香りで一杯でした。かき氷で涼みながら金魚すくいや輪投げで楽しみました。その間、お祭りのお囃子が流れていて...。子供の頃から変わらない、夏祭りの雰囲気を楽しんで頂けたのではないでしょうか。

長時間通所リハビリテーション

"熱中症対策"

長時間通リハ.jpg

今年の夏も例年通りにとても暑く、長時間通所リハビリでは熱中症対策として午前中の涼しい時間帯を除いて屋外歩行を中止させて頂いています。代わりと言っては何ですが、余暇時間などに体を動かしたい利用者様には施設内の歩行をお勧めしています。また、体だけではなく頭を使いたい利用者様には計算や漢字のドリルやパズルを提供しています。またまた、頭だけでなく手も動かしたいという利用者様には折り紙などを提供して、通所してからも充実した時間を過ごして頂けるように今後も職員一同励んでいきます。

      江古田の森体験談 特別養護老人ホーム 丸山昇希

はじめまして、こんにちは。昨年12月から江古田の森に入職いたしました丸山と申します。この度体験談と云う事で、僕自身の話を少しさせて頂きたいと思います。

介護職への入り口ですが、最初に入った職場はデイサービスでした。それも、車の運転に多少自信があったので送迎車の運転手のアルバイトとして始めたのがきっかけでした。徐々に車内での会話も慣れてきたころ当時の上司から「昼間も、まずはお話し相手になりに来ない?」とお誘いを受け、トイレ介助を学び、入浴介助を学び、合間にホームヘルパー2級(現初任者研修相当資格)の研修に送り出され、あっという間に介護職という訳です。当時自分は介護職に全く興味がなかったものの、高齢者の方々との関わり合いは何故かとても心地よく、元気を貰うような感覚がありました。今思えばこの感覚こそが自分が今でも介護職を続けられている理由だったのですが、それに気付いたのは10年以上あとでした。

利用者様との関わりが、実は自分の方にこそ必要だと実感したのはつい最近、2020年も終わろうかという10月11月の頃でした。勤めていたデイサービスが色々あった末、新型コロナのあおりも受け閉鎖してしまいました。ここで10何年振りに利用者様と関わらない日々が始まるのですが、それが退屈なのなんのって。しかも、良く考えたら、普通に暮らしてると、人の温かみって本当に分からないんです。例えば今まで当然のように毎日聞いていた「ありがとう」という言葉を、1週間経っても10日経っても言われないんです。まあ当然ですよね、普段の生活の中で特に感謝される事ってないんですから。そこで自分の思い上がりと言うか、勘違いに気付きました。もちろん利用者様にして「あげてる」部分も当然ありますが、同時に「貰って」いたものも沢山あったという事に。特に、自分はとても気の弱い人間なのですが、利用者様の温かさや大らかさ、時折見せられる人としての厚みみたいなものに助けられて、学ばせてもらっていたのです。

そんなことを、しばらく働かないうちに次第に強く感じるようになりました。その内「やはり介護の職場に居たい」と思うようになり、改めて介護の仕事を探していたところ、江古田の森で働かせていただける事になりました。職種としてデイサービスと特養の役割の違いや戸惑う所などもちろん上手くいかない事の方が多く反省と学びの毎日ですが、とにかく利用者様と向き合えることの嬉しさを実感する毎日でもあります。

介護はきつく働き甲斐「しか」ないと言われる事もありますが、それでもやってみると意外といい発見があるかもしれません。今後も新しい発見を見つけられるように精進していきたいです。




●〇● !体験談募集! ●〇●

感動体験、苦労体験、などなど当センターの利用体験談だけではなく、介護体験をした記事等も募集します。
このコラムを通じ、利用者や支援者の様々な「おもい」を共有できることで、悩んでいる方の一助となれば幸いです。
引き続き江古田の森での体験談も募集しています。
江古田の森広報委員へお気軽にお持ちより下さい。

◆なるほどコーナー◇

「夏に多い脳梗塞」

「脳卒中は冬に多い」と思われがちですが、脳卒中の中でも大きく分けると「脳梗塞」と「脳出血(あるいはクモ膜下出血)」があり、「脳梗塞」は夏に多く、「脳出血」は冬に多いと言われています。

「脳梗塞」は、脳に栄養や酸素を運ぶ血管が詰まってしまい、その血管よりも先にある細胞が壊死してしまう病気です。この血管のつまりは「血栓」という血の塊が原因で発生します。

脳梗塞が夏に多いのはなぜでしょう?

夏は、大量の汗をかくので、体が水分不足の状態になりやすい傾向があります。水分不足になると血液がドロドロになり血栓ができやすくなるので、血管も詰まりやすくなります。

 若く、健康な状態であれば大事に至ることはあまりありませんが、高齢者や血圧降下薬などを使っている人は、血液の流れが悪くなりやすく、血栓ができやすいため、脳梗塞のリスクも高くなってしまいます。

では、夏の脳梗塞を予防するためには、どのようにすればよいのでしょうか?

血液がドロドロにしないのが大切です。脱水状態にならないよう、汗をかいたときはもちろん、汗をかいていない時もこまめに水分を補給しましょう。特に、①朝起きてすぐ ②外に出かける前 ③運動中 ④入浴の前後 ⑤寝る前は、意識をして水分を取るとよいでしょう。水分は、カフェインの入っていないものが良いでしょう。スポーツドリンクや麦茶・水などがおすすめです。

 また、血栓予防のためには、動脈硬化にならないように生活習慣を見直す必要もあります。適度な運動、禁煙、お酒を飲みすぎない、塩分・糖分・カロリーを控えめにする、等を心掛けるようにして下さい。

 左右どちらかの手足に力が入らない、半身がしびれる、ろれつが回らない、言葉が出てこない、物が二重に見える、ふらつき歩けない、重いめまい、激しい頭痛等の症状がみられたときは、すぐに救急車を呼びましょう。

 夏は汗をかきやすく、血液がドロドロになって血栓ができやすい季節です。汗をかいていないときでも水分をしっかりとり、動脈硬化予防のためにバランスの良い食生活や適度な運動を続けましょう。

 

 

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