江古田の森だより 211号
2025年9月10日 20:56
江古田の森だより vol.211
ケアハウス 「もみじ・ききょう 出前 釜めし」 皆さんにメニューを見てもらい、お好きな釜めしを選んでもらいました。「来週の金曜日なのね。楽しみだわ。」と出前の日を心待ちにされている方が多かったです。当日温かい釜めしを提供すると「美味しい!だけど量があって全部は食べきれないわ!」とボリュームに圧倒されているご様子でした。それでも普段なかなか食べることのできない釜めしに舌鼓を打ち、有意義な時間となりました。 |
ゆずりは 「七夕イベント!」 デイサービスセンターゆずりはでは7月1日から7日まで七夕イベントを行いました。 利用者様には短冊に願い事を書いていただき、天井につけたネットから吊るす事で願い事が天に届くようだと書いた人から好評でした。七夕イベント中は特別なゲームでレクリエーション!参加された利用者様、職員も盛り上がっている様子が見られました。ゆずりはでは今後も楽しかったと思って頂けるようなイベントを企画していきます。 |
障害者支援施設 「ジェンガ」 障害者支援施設で人気のレクリエーションの一つに「ジェンガ」があります。通常は、指でつまめるくらいの大きさの積み木を使いますが、江古田の森では、空箱でジェンガの積み木を手作りして、巨大タワーに挑んでいます。タワーが倒れるときは迫力があり、「おぉ~!!」「あーー!」「逃げて~」という歓声と笑い声が溢れます。数年前に作った手作りジェンガ、外側の紙が剥がれてきて、かなり年季がはいってきました。「そろそろ新しいのにした方がいいよね、箱集めようか♪」と自発的にジェンガ作りに取り組んでくださる利用者様もいます。手作りのレクリエーションだからこその楽しみ方があるのも魅力の一つです。 |
デイサービスセンター 「中学生職場体験」 デイサービスセンター江古田の森に中学生が職場体験に来ました。孫やひ孫みたいな中学生にみなさん興味津々でした。野球部という自己紹介を聞いて「俺も野球部だった」と話しかける利用者様もいらっしゃいました。一緒にレクリエーションなどに参加して楽しく過ごしました。感想を聞くと「来る前はとても緊張しましたが、とても楽しい所でした」と話してくれました。利用者様も若い元気をもらい充実した1日になりました。 |
長時間通所リハビリテーション 「夏の定番かき氷」 今月は夏祭り期間でおやつの時間にかき氷が提供されました。味はイチゴ、メロン、抹茶から選べ、練乳もかけることが出来ます。利用者様の目の前でかき氷機を使いカキ氷を作っていきます。皆様夏を感じて頂けたようで、「冷たくて美味しい」という声を多くいただきました。まだまだ暑い日が続きますが、皆様に夏を感じて頂けるような行事を開催していきます。 |
なるほどコーナー お役立ち情報 「はちみつ」
■はちみつについて 「はちみつ」はビタミンやミネラルを含む天然甘味料です。はちみつは砂糖の1/3の量でほぼ同じ甘さ、しかも砂糖よりカロリーが低いため、カロリーを抑えつつ甘いものを口にしたいときにおすすめです。
■はちみつの栄養素 はちみつにはビタミンB1、B2、葉酸などのビタミン類、約22種類のアミノ酸、約27種類のミネラル、約80種類の酵素が含まれ、栄養素に富んでいます。 はちみつは、ぶどう糖と果糖が主成分となっています。これらの糖は食後すぐに吸収されるため、疲れが抜けないときや運動後等に、効率良くエネルギーを補給することができます。ミネラルのなかでも、カリウムは血圧が高くなりすぎるのを抑える効果があり、高血圧予防にもなります。また、はちみつには整腸作用があるため、便秘や下痢の改善にも役立ちます。 ※1歳未満の乳児がはちみつを食べると「乳児ボツリヌス中毒」を起こす可能性があります。乳児にははちみつを与えないよう注意が必要です。
■はちみつの上手な取り入れ方 ヨーグルトに入れる、パンに塗る等、おやつや料理に使う砂糖をはちみつに変えるといった一工夫で手軽に取り入れられます。飲み物にはちみつを加えるときは、カフェインを含まないハーブティーやノンカフェインのお湯などがおすすめです。これは、はちみつに含まれている鉄分はカフェインにより吸収されにくくなるためです。
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◇"日本はもっと強くなれる、優しくなれる"◇ 【山口かずゆきコラム】vol.26 日本が目指す「人生100年時代」の豊かな社会② 「人生100年時代」を豊かに生きる社会を築くための具体的に必要と思われる取り組みについて、「1.重介護の最大要因である循環器病(脳と心臓)の予防と健康管理」「2.介護予防と自立支援」「3.老いを楽しむこと」であると、私は考えます。今回は2について私見を述べます。 高齢者の健康寿命を延ばすためには、介護予防が欠かせません。 もし介護が必要になった場合でも、重度化を防ぎ、可能な限り自立した生活を送る支援が必要です。 ・筋力維持と柔軟性向上 ロコモティブシンドローム(運動器症候群)の予防として、軽い筋力トレーニングやバランス運動を継続することが重要です。日本人は座りっぱなしになりがちなため、最低1時間に一度立ち上がる習慣をつけましょう。生活の不活発(不活動)が最大のリスクです。 ・認知機能の維持 読書、パズル、会話など、好きなこと楽しいことで脳を活性化させる習慣を持つことが認知症予防につながります。また、社会とのつながりを維持することが孤立防止に役立ちます。 ・適切な栄養管理 実に多い高齢者の低栄養は深刻な問題です。特に朝食でたんぱく質が不足しがちなので、豆乳、納豆、ベビーチーズなどで追加6gのたんぱく質を補うことを推奨します。 ・ほとんどの高齢者は低水分 高齢者に水分補給が必要な理由は、脱水のリスクが高まるためです。加齢に伴い、のどの渇きを感じにくくなり、筋肉量や腎機能の低下によって体内の水分保持力が弱まります。水分不足は便秘・尿路感染症・認知機能低下・転倒リスク増加などにつながり、特に熱中症や意識障害の原因にもなります。食事量の減少で水分摂取も不足しがちなので、体重1kgあたり30mL(例:体重50kgなら1.5L)を目安に、こまめに飲む習慣をつけることが大切です。 元衆議院議員・前参議院議員・南豪北グループGM 山口和之(かずゆき) 総合南東北病院の前身、南東北脳神経外科病院のリハビリテーションセンター立ち上げに大学病院から招聘される。 議員時代には、病院の目標、脳卒中・心臓病撲滅に循環器病対策基本法(予防・治療・社会復帰)を成立させる。 今月の江古田の森 ~辞令交付~ 東京総合保健福祉センター江古田の森には、毎月のように新しい職員が入職してきます。そのたびに、全体朝礼にて「辞令交付」を行います。緊張の面持ちで辞令を受け取ると、職員から大きな拍手が沸き起こります。これから新しい仲間や利用者様と関係を築きながら、江古田の森での仕事やルールを覚えなくてはなりません。新しい生活は、苦労もあると思います。 ですので受け入れる職員は、新入職員が早く江古田の森に慣れるよう、こまめにコミュニケーションを取り、定期的に面談をするなどの取り組みをしています。 皆さまも、新入職員をどうぞよろしくお願い致します! |
介護体験談 介護老人保健施設 職員K 介護の仕事を始めて、今年の7月で3年目を迎えます。最初はわからないことばかりで「自分にできるようになるだろうか」と不安でいっぱいでした。それでも先輩方の丁寧な指導と、利用者様の温かい言葉に支えられて、少しずつ自信を持てるようになりました。 特に印象に残っているのは、働いて辛さを感じていた私に、ある利用者様から「あなたがいてくれると安心する」と言われたことです。日々のケアが、誰かの安心や笑顔につながっていると実感できた瞬間でした。介護は大変なこともありますが、そうした言葉が明日からもまた頑張ろうと思える原動力になっているんだなと実感します。 今では自分なりに仕事の流れも理解し、後輩にアドバイスできるような場面も増えてきました。ふとした瞬間に少しは成長したのかなと感じることがあります。これからも利用者様1人ひとりに寄り添いながら、安心して過ごしていただけるようなケアを目指していきたいです。 体験談募集!! 「感動体験、苦労体験、などなど当センターの利用体験談だけではなく、介護体験をした記事等も募集します。このコラムを通じ、利用者や支援者の様々な「おもい」を共有できることで、悩んでいる方の一助となれば幸いです。 引き続き江古田の森での体験談も募集しています。江古田の森広報委員へお気軽にお持ちより下さい。」
公開セミナーのお知らせ 日時:令和7年9月13日(土) 14時~15時 会場:7階コミュニティスペース テーマ:「杖や車いすの使い方」 講師:理学療法士 柳崎天志
※予約不要です。直接会場へお越しください! |