東京総合保健福祉センター 江古田の森

まだまだ暑い日が続いていますが、皆様体調は崩されていないでしょうか。

今年の夏は、7月は長い梅雨に気温の寒暖差が大きかったり、8月は異常な暑さと湿気でとても過ごしにくい日々でした。

夏バテの症状として、食欲がない、、身体が重たい、無気力、全身の倦怠感、下痢・便秘などの症状が現れた方も多いのではないでしょうか。これらの症状は、胃腸の弱りからくる関連症状とも言われています。

夏場は、食欲が減ることで、十分に食べられずに栄養素が不足して身体がバテた状態になりがちです。温暖化による外の暑さとエアコンの効いた室内の温度差にさらされたり、冷たい飲み物や食べ物の摂り過ぎで、気付かないうちに身体を冷やし過ぎていることがあります。胃内の温度が下がり胃液が薄まると、消化力が落ち、胃腸の動きに影響を受け、お腹の不調を引き起こしやすくなります。

夏バテを予防し、この夏を乗り切るためには、元気な胃腸を保つことが必須条件です。消化の良い食事を心掛けたり、少量ずつ数回に分けて摂取したり、早めに夕食を済ます、食べる量を少なくするなど、様々な工夫をして出来るだけ胃腸が休める時間を作ることが大切です。胃腸の疲れをとることが、身体全体の疲れを回復することにつながっていきます。

次回は、お家で簡単にできるケアについて紹介します。