東京総合保健福祉センター 江古田の森

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お役立ち情報 身体と心の健康

~薬と食べ物~

2017年3月29日 13:39

薬を飲む時に気を付けたいのが、食べ物との相性です。 普段口にしているものがある薬を飲んでいる場合、作用が強く出てしまったり作用を弱めてしまったりすることがあります。身体にいいと思って口にしているものが、相性によっては逆に悪い影響を与えたりすることがあります。薬剤を服用する時には、先ず水か白湯で服用し薬の飲み合わせに注意してください。もちろん薬剤をお酒と一緒に飲んだり、酔っ払っているところで飲んだりするのは厳禁です。 写真96               ※ここに記載したものは一例です。それ以外のものでも注意しなければいけないものはあります。 ※薬剤によってはここに当てはまらないものもございます。病院又は担当医師、薬剤師にご確認ください。     ・牛乳:一部の抗生物質は牛乳の成分に含まれるカルシウムと薬の成分が結合し、身体に吸収されづらくなってしまい薬の効果が弱まってしまいます。また、胃で溶けず腸で溶ける薬などは牛乳と一緒に飲んでしまうと、胃の中が酸性から中性に近づいてしまう為、胃で薬が溶けてしまい効果が薄まったり、胃が荒れてしまうことがあります。 写真97             ・グレープフルーツ:グレープフルーツの成分には、高血圧や狭心症などの治療薬の一部の薬物代謝酵素を阻害する成分が含まれています。グレープフルーツを食べた後に薬剤を服用したり、薬剤をグレープフルーツジュースと一緒に服用すると、薬剤が体の中に溜まり、血中濃度が上昇して作用が増強してしまう可能性があります。 写真98             ・納豆・クロレラ:納豆に含まれる納豆菌によって腸内で生成されるビタミンKには血液をサラサラにする効果がありますので、血液凝固防止薬、狭心症・心筋梗塞・血栓治療薬の働きを弱めてしまうことがあります。健康食品のクロレラも大量のビタミンKを含んだ食品ですので同様に避ける必要があります。 また、パセリ・ホウレンソウ・ブロッコリーなどにもビタミンKが多く含まれていますが、日常に食卓に上がる程度の量であれば摂取しても特別問題はありません。ただし、継続的に大量に摂取したり、それらを凝縮したサプリメントや青汁などを摂取する際には注意が必要です。 写真99             ・コーヒー(カフェイン):コーヒー等に多く含まれているカフェインには一部の精神神経薬や強心薬・気管支拡張薬と一緒に服用すると、薬の効果に加えてカフェインの作用も影響し、中枢神経を刺激する働きを増強することで、イライラや不眠などの症状が現れることがあります。 写真100           ・炭酸飲料:炭酸飲料は炭酸ガスにより飲み物自体が酸性になっており、そのため酸性下では吸収が低下する一部の解熱鎮痛薬の効果が弱まる可能性があります。また、胃薬を炭酸飲料と一緒に服用すると、炭酸飲料の中和に薬が働いてしまい、本来の胃酸を中和するという効果が弱まってしまいます。 写真101               ・チーズ・マグロ:一部の抗結核薬や抗うつ薬などはチーズに大量に含まれるチアミンや、マグロなどの赤身の魚に多く含まれるヒスチジンという成分の分解を阻害してしまうため、体内にそれらの成分が蓄積し顔面紅潮や頭痛などの症状が現れることがあります。 写真102            

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