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「介護現場からアドバイス~家庭で出来る腰痛予防のコツ~」

2016年11月23日 12:05

  本格的な寒さの目立つ季節になりましたね。皆様お元気でお過ごしでしょうか? 今回は「腰痛予防」をテーマに介護現場で気をつけていることや、日常生活に役立つ情報を少しでもお伝え出来たらなと思います。日常の何気ない動作から腰を痛めてしまうことは誰でも経験ありますよね。ちょっとした不注意から腰を痛めてしまい「あの時あんな動きしなければ…」と、後悔をした経験がある方も多くいらっしゃると思います。介護の現場でも腰痛持ちの職員が多く、介護を提供する側にとって自分の腰痛をどのようにケアをしていくか日々の課題の1つでもあります。移乗などを行う際にはいかに力を入れないで、体に負担が無いように無理なく安全に移乗を行うように気を付けています。 日常生活において腰痛予防のために意識していることを、2つポイントを絞ってお伝えしたいと思います。 %e5%86%99%e7%9c%9f61   その①『荷物を運ぶ時は体から離さないように運ぶ』 運びたい物が体から離れていると変なところに力がかかってしまい腰を痛めやすくなります。物と体の隙間を作らないように意識して運ぶことが大切です。   その②『荷物を持つときは両手に持つよう意識する』 荷物を持つときは両手で均等に持つように意識しましょう。片手だけで持とうとすると体に受ける重さのバランスが不均等になり、腰を痛めやすい状況を作ってしまいます。物を運ぶ時は両手で重さがきちんと分散するように工夫しましょう。 %e5%86%99%e7%9c%9f64   次はご家族の介護をしておられる方々に向けて、腰痛を防ぐ「介護技術のポイント」を4つの場面でご紹介していきます。     その①『腰を反らせる動作を避ける』 力を入れようとして腰を反らせたりしていませんか?腰を反らせる動作は必要以上の負担を腰に掛けてしまいますので、絶対に行わないように常に意識すると良いでしょう。   その②『中腰は避ける』 きちんと脚に力が入っていない不安定な姿勢での中腰は、もっとも腰を痛めやすい姿勢といえます。物を拾ったり移動したりするときにも中腰の姿勢で動作をしないようにしましょう。 %e5%86%99%e7%9c%9f63 その③『食事介助では立って介助せず、横に座って身体全体で利用者に向かう』 立ったまま食事介助するのではなく、身体全体で介助をするよう心掛けましょう。立ったままの介助は先に挙げた中腰の姿勢になりやすいです。また、介助者(利用者)の顔も上に向きがちになり誤嚥のリスクが高まります。ついついしてしまいがちな動作ですので特に注意が必要です。 その④『ベッド移乗では上半身の前方移動をさせながら起立介助する』 起立介助はコツを掴むまで難しい動作の1つですが、介助者(利用者)の重心が前方にかかるように意識しながら起立させるようにしましょう。上半身を前方移動させることを意識すると良いでしょう。 通常の起立動作を例に挙げても、前方に重心をかけてから起立するというのが自然ですね。無理な姿勢を作り出さないことが腰痛予防のカギといえます。     いかがでしたか?少しの意識で簡単に実践できる方法を限られた場面でしたが紹介してみました。腰痛予防についてはネットや書籍など情報が多くあり、自分に合ったものを参考にすると良いでしょう。そして日頃の心掛けで腰痛を防ぐことは可能ですので、ぜひ実践してみてくださいね。            

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