~旬の魚で目指せ健康!~
2018年5月23日 09:00
5月から旬を迎える魚に鰯(イワシ)と鯵(アジ)があります。鰯や鰺を代表とする青魚には生活習慣病等を予防・改善するために必要な栄養素が豊富に含まれています。今回はそんな青魚についてお知らせします。
○代表的な栄養素DHA・EPA
青魚の栄養素としてまず挙がるのがDHAとEPAではないでしょうか。その働きは大きく分けて2つあります。
➀中性脂肪を減らす
中性脂肪が増える→悪玉コレステロール(LDL)が増える→血管の壁にコレステロールが取り込まれ、血管の壁が分厚くなる(動脈硬化)→高血圧へ
これらは命に関わる病気の原因にもなります。中性脂肪が減ると、これら動脈硬化や高血圧といった生活習慣病になるリスクを軽減できます。
②血小板凝集を抑える
血小板凝集を抑えると血が固まりにくくなり、血栓ができにくくなります。これによって脳梗塞や心筋梗塞を予防することにつながります。
○さらに青魚にはビタミンA、B1、B2、Dなどのビタミンが多く含まれています。その他にもミネラル、アミノ酸、タウリン、カルシウム、鉄分などが豊富に含まれています。
・ビタミンA:目の健康、肌を若返らせる、免疫力向上
・ビタミンB1:疲労回復、記憶力アップ
・ビタミンB2:脂質・糖質・タンパク質をエネルギーに変える
・ビタミンD:カルシウムの吸収を助ける
・ミネラル:脂肪燃焼を促進、細胞の修復を助ける、ビタミンの吸収や働きを助ける
・アミノ酸:体の細胞新生のための材料になる
・タウリン:肝機能の強化、血圧の上昇を抑える、コレステロールを下げる、疲労回復
・カルシウム:骨粗しょう症の予防、イライラを抑える、高血圧の予防
・鉄分:貧血の予防、持久力・免疫力の維持
青魚を上手に活用し、生活習慣病を防ぎましょう。
豆知識
青魚:背の青い魚のことをいい、大洋や沿岸を回遊する紡錘形をした赤身の魚。鯵、鰯、サンマ、マグロなど
白身魚:近海の沿岸に棲む身の白い魚のことを指す。タイ、ヒラメ、フグなど





