訪問看護で行うリハビリとは?
2016年12月21日 12:00
<どんなことをするの?>
訪問リハビリについて知っている方は多いですが、訪問看護からリハビリが行えることはあまり知られていないかもしれません。
私達リハビリ職員(理学療法士)は、看護師による医療的な処置が必要な方や、健康状態の確認が必要な方、難病疾患の方のご自宅に訪問し、リハビリを行なっています。内容としては、身体が硬くならない様に身体を動かしたり、ひとりで出来るトレーニングを提供したり、外を歩く練習をしたりと、人によって様々です。主治医の指示とケアプランを基に、その方に合わせたプログラムを提案しています。また、必要があれば、ご自宅でより良い生活ができるよう、環境を整えるお手伝いもしています。
実際にどのようなことを行っているのか、いくつかご紹介したいと思います。
<実例①~電車の利用~>
70歳台女性のAさんの目標は、“電車に乗ってデパ地下に行くこと”。その為にまずは屋外を長時間歩く練習を開始しました。それからリハビリ職員の立会いのもと、実際の駅を利用して電車の乗車練習を行いました。初めは不安が強くありましたが、練習しているうちによりスムーズに乗車・降車できるようになり、不安も解消されていきました。
現在では電車に乗ることができるという自信が付き、日常生活での行動範囲が広がりました。
<実例②~看護師との連携~>
80歳台のBさんは、痰の量が多く毎日吸引が必要な方です。リハビリで座位姿勢の練習を行った後、看護師による吸引を行うことで、スムーズに吸引ができるようになっています。Bさん以外にも、環境設定が必要な方に対しリハビリ職員が臨時訪問したり、健康状態が心配な方に看護師が臨時訪問するなど、リハビリと看護師で情報を共有し、スムーズな連携を図っています。
<最後に…>
訪問看護は看護師だけでなくリハビリ職員も訪問に伺っています。少しでも興味のある方、現在の生活に不安がある方は、お気軽にご相談ください。
<訪問看護のご相談はこちらで受け付けています>
・今、かかっている医療機関(主治医・病院・診療所)へ
・介護保険をすでに利用している方はケアマネージャーへ
・地域包括支援センターへ
・市区町村(介護保険担当)へ
・お近くの訪問看護ステーションへ





