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「親なきあと」のことをちょっと考えてみませんか?

2020年8月13日 09:03

 季節性の感染症とは違い、夏でも新型コロナの感染者数が増加しています。外出機会の減少に伴い、自宅で過ごす時間が増え、これまでの生活を振り返ったり、これからのことを考えたりすることもあるかもしれません。今回は、障がいのある方の「親なきあと」の生活についてちょっと立ち止まって考えてみましょう。

 障がいのある子の親御さんなどにとっては、自分がいなくなった後のわが子の生活について不安を抱える方も少なくないでしょう。お金の問題については、どういった備えが必要でしょうか。

 主な支出としては、

・「住まい」に関する費用(障害者支援施設・グループホーム・賃貸アパートなど)

・保険料(健康保険料・介護保険料)

・水光熱費(電気料金・ガス料金・上下水道料金)

・通信費(電話料金・インターネット料金)

・税金(住民税・固定資産税)

などが挙げられます。

これに対し、主な収入としては、

・障害基礎年金または障害厚生年金

・自治体独自の手当

・生活保護

などがありますが、これらを将来にわたって管理していくにはどうすればいいか。その仕組みを準備することが大切です。

 その仕組みの一つは「成年後見制度」です。預貯金などの財産管理や福祉サービスの利用契約などを本人に代わり行います。また似たような仕組みとして、社会福祉協議会が実施する「日常生活自立支援事業」があります。詳しくは下の表にまとめたので参考にしてみてください。

成年後見制度

日常生活自立支援事業

判断能力が不十分な人

対象

契約を締結する判断能力のある人

財産管理や福祉サービスの契約などの法律行為

支援内容

福祉サービスの利用援助や日常的な金銭管理の援助

成年後見人への報酬として月1万~3万円程度

費用

訪問1回あたり平均1200円

 また、「親なきあと」の相談に乗る相談室が全国に約60か所あります。(http://www.oyanakiato.com/news/1559.html

何か困った時に誰かに相談できること、社会との接点を持っていることが支援につながります。外出がままならない今だからこそ、「いつか」のために考えてみる、備えていく、いい機会かもしれません。

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