在宅生活を助ける福祉用具(歩行補助具)
2020年8月26日 08:39
福祉用具~歩行補助具編~
こんにちは!今年も暑い夏が続いていますね!熱中症にも気をつけて暑い夏を乗り切るためにも,水分補給や部屋の環境設定や体調管理に気をつけましょう!運動する機会がへり,徐々に足腰が弱くなって歩く事が大変になってきたという事があると思います。そこで今回は在宅生活を助ける福祉用具(歩行補助具)を紹介していきたいと思います。歩行補助具と言っても,杖や歩行器など種類がたくさんあります。その中でも今回は代表的なものを紹介していきます。
まず歩行器とシルバーカーの違いについて説明します。
①,②の歩行器は主に屋内で使用され体重を支えながら歩くことができるように歩行の自立をサポートするものです。
③シルバーカーは主に屋外で使用され,長時間歩いたり,籠があり物を入れたり,座れたりと「疲労」や「買い物」を軽減するなどの要素があります。
● 歩行補助杖
①ロフストランドクラッチ杖
杖の上部が握りの上まで伸びて、そこに前腕カフがついていて、腕を通して固定できます。握りと前腕の2点で支えるので、腕の力も使えます。握力が十分にないとき有効です。片手しか使えなくとも、前腕カフで杖をさげて、用事をすることもできます。下半身麻痺者、下肢に体重をかけられ ない骨折、捻挫、股関節症、下肢切断、片麻痺の人などの歩行補助にむいています。
②T字杖
歩行時における身体の支持やバランスを補助するために用いられる、前腕の固定部と支持部がない1本の脚による杖です。
③4点杖
脚の部分が4つの点で支えているため1本の脚で支えるよりもより安定して支えることが出来ます。体重をかけても倒れにくいので、立つ姿勢が悪い方や歩行訓練に適しています。比較的軽いので、腕の力が弱くても使えます。脳卒中後遺症の片麻痺の初期の歩行訓練にも用いられることがあります。また高齢者の変形性股関節症、関節リウマチのひとなどにも向いています。
このような福祉用具はレンタルすることが可能ですが,種類もたくさんあり迷ってしまうかもしれません。いつでもリハビリ職員にお気軽にお声かけください。