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【家屋内においての代表的な扉の紹介】

2021年7月14日 09:33

 家屋内に必ずといっていいほど扉は設置されています。扉の主な役割としては部屋の空気が外に漏れないようにする気密性の確保や浴室やトイレなどプライベートな空間を仕切るなどの役割があります。一方、それぞれの扉には、開閉に必要な動作に特徴があります。高齢の方、障害をお持ちの方には、やりやすいタイプ、難しいタイプがあります。今回は特徴も踏まえ家屋内にある代表的な扉の紹介をします。


① 開き戸
開き戸は気密性が高く、一般的に玄関や居間などに多く用いられています。注意点としては扉を開閉する際に、体があおられるような格好になることや後ろに一歩下がって開くなどバランスを崩しやすい、車椅子を使用している際には開きにくい、扉が急に開くと通行している人に衝突する危険性があるなど使用場所や開く方向に注意が必要です。

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② 引き戸
引き戸は車椅子を使用している場合や扉を開ける際にも後ろに一歩下がる必要がなく、バランスを崩しにくく開閉動作が行いやすいことから住宅改修の際に開き戸から多く変更されています。しかし、開き戸と比べて気密性が低く、部屋の気温が下がりやすくなってしまうため、住宅改修の際に注意が必要です。

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③ 折れ戸
浴室の入口やトイレの入口などに多く設置されています。メリットとしては開き戸に比べて体の移動が少なくあおられてバランスを崩すことは少なくなります。デメリットとしては構造が複雑になっており、開閉する際にある程度の力が必要なため身体機能が低下している高齢の方にとっては操作が難しくなってしまいます。

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 介護保険制度の住宅改修補助によって①開き戸から引き戸への変更、②取手の変更、③開閉方向の変更、④戸の撤去などを行うことが出来ます。お身体の状態や家屋状況によって扉の変更が可能か異なります。専門職に選定してもらう必要があるので、お近くの地域包括支援センターにお問い合わせください。

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