【鰤(ブリ)は出世魚でおめでたい】
2021年11月25日 09:21
ブリは日本各地の沿岸に分布する回遊行で、大きくなるたびに呼び名が変わる出世魚です。また、北陸では「正月の歳とり魚」として正月には欠かせない魚でもあり、重ねてとてもおめでたい魚であります。現在は漁獲量が減少し、魚体1m以上のブリは貴重な魚となっていて、値段も高くなっています。
~出世の道のり~
稚魚:関東、関西ともモジャコ
35cm 以下:関東でワカシ、関西でツバス、ヤズ、北陸でコズクラ、ツバイソ、瀬戸内海沿岸部でワカナ
35~60cm :関東でイナダ、関西でハマチ(魬)、北陸でフクラギ
60~80cm :関東でワラサ、関西でメジロ、山陰でマルゴ、北陸でガンド(ガンドブリ)
80cm 以上:関東、関西ともブリ
ブリに豊富に含まれている栄養素はIPAやDHAなどの脂肪酸が多く、血液をサラサラにしたり、コレステロールを減少させます。抗酸化作用によってからだの老化を防ぐビタミンE、血圧上昇を抑えるカリウムも豊富で生活習慣病を予防します。
反対に不足している栄養素はカロテンや食物繊維ですので、ブリ大根や付け合せに野菜を組み合わせると良いでしょう。
蒸し物でチンゲン菜やニラなどの緑黄色野菜を合わせた料理にするとカロテンを補給し美肌効果さらにアップです。
<おすすめメニュー>
・ブリのチンゲン菜煮込み(オイスターソース味)
・ブリとピーマンのソテー(黒こしょう風味)
・ブリとニラのピリ辛炒め(豆板醤入り)