あずきの健康パワー
2022年2月 1日 11:47
おしるこや饅頭などの和菓子で馴染み深いあずき。実は、あずきにはビタミン類や食物繊維といった栄養素が豊富に含まれています。今回はあずきの健康パワーについてご紹介します。
あずきの栄養素
あずきの主な成分は炭水化物で、食物繊維と糖質から構成されています。たんぱく質は100g中に約20g含まれ、ビタミンB群やミネラル類も含んでいます。あずきは「赤小豆(せきしょうず)」という漢方としても利用され、むくみの解消、皮膚の炎症予防、脚気(かっけ)の治療薬に用いられることもありました。
食物繊維 | ポリフェノール | 鉄分 |
便秘の予防や、血糖値が上がりすぎることを防ぐ効果があります。また腸内では善玉菌の繁殖の活性化作用もあり、整腸効果にも期待できます。 |
抗酸化作用があり、シミや老化の原因となる活性酸素を除去します。毛細血管を広げて血流をよくするので、冷え性や血栓症を予防する効果もあります。 |
血液を作る働きがあり、不足すると貧血となり、酸素が全身に行き届かなくなってしまいます。めまいや立ちくらみ等も、鉄分不足のサインです。 |
サポニン | カリウム | ビタミンB1 |
マメ科の植物に含まれる成分で、コレステロールを下げる作用や、血糖値をコントロールする働きがあるほか、肝機能を向上させる効果もあります。 |
食事で取りすぎた塩分を体の外へ排出して、体内の塩分濃度を一定の濃度に調整する働きがあります。むくみの解消にも効果的です。 |
糖分の代謝を促します。また、皮膚や粘膜の健康維持の効果もあります。上記にもある脚気(かっけ)は、ビタミンB1不足で起こる病気の一つです。 |
あずき五目ちまき
【材料(2個分)】 |
調味料(A) |
具材(B) |
赤飯用あずき水煮3合炊き:1缶 もち米:1カップ(180g) 干しエビ (お好みで):5g ごま油:大さじ1と1/2 |
酒:大さじ1 白だし:大さじ1と1/2 ※竹の皮(あれば) |
鶏もも肉50g にんじん50g 長ねぎ20g ごぼう25g |
<下準備>
①もち米は洗って1時間ほど水に漬け、ザルにあげて水気を切る。
②食材ごとに具材を細かく切る。
・鶏もも肉:1cmの角切り ・にんじん:5mmの角切り ・長ねぎ:みじん切り
・ごぼう:皮を剥き小さめの笹がきにして水に10分ほど漬け、水気を切る。
<調理>
①赤飯用あずき水煮(煮汁ごと)と(A)を混ぜ、細かく切った干しエビも混ぜる。
②フライパンにごま油を入れ、(B)を強火で炒める。
③ともち米を加え、水分を吸わせながら中火で汁気がなくなるまで煮詰める。
④2枚の竹の皮に②を乗せて包み、蒸気のあがった蒸し器で20分ほど強火で蒸す。竹の皮の端を少し裂き紐の代用にし、包んだあと上から結ぶ。
※竹の皮がない場合、手軽にクッキングペーパーに包んで蒸しても可。