「おはぎ」と「ぼた餅」
2022年3月 8日 13:26
「おはぎ」と「ぼた餅」は、一体何が違うのでしょうか?実は名前が違うだけで、まったく同じ食べ物なんです。では、どのように使い分ければ良いのか・・・・。これは季節(時期)で使い分けます。
「ぼた餅」は「牡丹」の花の名前が由来で、牡丹が咲く春の『彼岸頃』に食べて、おはぎは、「萩」の花の名前が由来となっていて、萩の花が咲く、『秋の彼岸』の頃食べるものです。
またあまり使われてはいませんが、夏は「夜船」、冬は「北窓」と呼びます。 なぜそんな名前が付いたのかというと、おはぎの作り方に由来があります。
日本では昔から、正月以外にも祝い事の時には餅をつく風習がありました。しかし餅つきに掛け声が付き物ですし、音もたてずに餅をつくというわけにはいきません。
しかし「おはぎ」を作るなら音は出ません。餅米をつく必要がありませんからね。この「いつ、ついたかわからない」ということから「夜船」(つきしらず→着き知らず→いつ着いたか分からない夜の船→夜船)や、「北窓」(つきしらず→月知らず→月の見えない北側の窓→北窓)という別名が付いたといわれます。
おはぎは色々な名前がある食べ物だったのですね・・・。
なんだか、おはぎが食べたくなりました。