たんぱく質とアミノ酸
2022年6月 9日 08:49
私たちの体の約20%を占めるたんぱく質は、筋肉や消化管、内臓、血中のヘモグロビン、髪や皮膚のコラーゲンなど、体の重要な組織を作っていますが、この元となっている成分が〈アミノ酸〉。自然界には数百の〈アミノ酸〉が存在していますが、たんぱく質の構成成分はわずか20種類です。個々の〈アミノ酸〉はそれぞれ体にとって重要で、特徴のある役割を担っています。その一部をご紹介しますので日々の生活にお役立て下さい。
*( )内は多く含む食品です。
○記憶学習能力アップのアミノ酸「ヒスチジン」
→記憶学習能力に関連がある神経伝達物質の合成材料となる(鶏肉、ハム、マグロ、イワシ、サンマ、鰹節等)
○冷え症や肩こりにいいアミノ酸「アルギニン」
→末梢血管の拡張に作用して血流が増加する(高野豆腐、エビ、くるみ、チーズ、豚肉、落花生等)
○リラックスにいいアミノ酸「グルタミン酸」
→神経伝達物質の材料になる(昆布、大豆、落花生、アーモンド、さとうきび等)
○日焼けを防ぐアミノ酸「システイン」
→シミの原因になるメラニン色素の沈着を防ぐ(鶏卵、とうもろこし等)