「台所の湿気・カビ対策」
2022年7月 1日 11:47
梅雨時は高温多湿で、食べ物の傷みやすい季節が続きます。今回は湿気やカビ対策についてご紹介します。
★カビの育ちやすい条件
温度・・・5℃~45℃の間で繁殖。特に25℃前後になると活動が活発になる。
湿度・・・15%以上で発生。70%前後が繁殖しやすい。
栄養・・・食べ物、石鹸かす、垢などの有機物、たたみ、金属、ガラスなど。
酸素・・・少量でも酸素があれば育つ。
★冷蔵庫使いこなし術
最近の冷蔵庫は、「チルド室」「パーシャル室」などのいろいろな機能があります。上手く冷蔵庫を使いこなしましょう。
チルド・・・0℃ 食品を凍結しないぎりぎりの状態。発酵が進みやすい食品(乳製品・納豆・生麺など)を美味しい状態に保つ。
氷温・・・-1℃ 食品の凍結直前の状態。生ものの鮮度を保つのに適している。
パーシャル・・・ -3℃ 食品を部分的に凍結させた状態。すぐには食べない魚や肉、ハムなどをすぐに調理できる状態で保存。
~日々のお手入れ~
ドア内側のゴムパッキンの黒ずみやトレイの液ダレなどにカビは発生します。また、庫内にこぼれ落ちた食べ物のかすや汁などは雑菌の繁殖の素です。定期的に台所用洗剤でふき取り、アルコール消毒をしておきましょう。
★調理台・シンクのお手入れ
調理中は大量の水蒸気が発生するため、必ず換気扇を回し蒸気を外に逃がします。調理後も30分ほどは換気扇を回しておきましょう。
水に濡れた場所はその都度乾いた布で拭き取り、水分が残らないようにします。三角コーナーは、湿気もあり常にカビや雑菌が繁殖しやすい状態になっています。生ゴミをためないようにし、こまめに掃除しましょう。シンク下もカビの生えやすい場所。閉めきったままにせず、時々換気をし、液ダレなどの汚れは落としておきましょう。