れんこん ~ 縁起がいいだけじゃない!? ~
2022年12月28日 08:13
れんこんは蓮(はす)の地下茎が肥大した部分です。
穴のあいた独特の形から「先が見通せる」として、日本ではおせち料理やお祝いごとに欠かせない食材となっています。
加えてビタミンや食物繊維などの栄養成分が多く含まれている点も見逃せません。
栄養・効能
<ビタミンC> みかんの1.5倍、大根の3.7倍に相当する量が含まれており、100gで1日の必要量をとることが可能です。また、れんこんに多く含まれるでんぷん質がビタミンCを保護するため、加熱しても相当量のビタミンCを残すことができます。効能として疲労回復、風邪予防、発がん物質抑制などがあります。また、血管や粘膜を丈夫にして肌にはりを与えます。
<ビタミンB12> 野菜としては珍しく、ビタミンB12が豊富です。貧血予防、肝臓の働きを助けるなどの効果があります。
<食物繊維> ペクチンなどの不溶性食物繊維が多く、腸の働きを活発にして便秘を解消し大腸がんを予防します。また、コレステロールを下げて血圧を正常に保つ働きがあるため、動脈硬化や高血圧の予防にも効果的です。
豆知識
●れんこんの収穫●
れんこんは泥沼のようなところで栽培されます。
そのため、掘り出すのはその中を泳ぐようにして行います。
しかもその時期は晩秋~冬にかけてという寒い時期と、実は旬のれんこんの収穫は非常に重労働なのです。