東京総合保健福祉センター 江古田の森

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認知症予防

2022年12月21日 08:40

認知症を予防するには

 ⇒認知症を予防するには、食事・運動・生活習慣がとても重要です!!60代以降の方の認知症の発症のリスクが高くなるのは、それまでの食事や運動、喫煙、飲酒習慣といった生活習慣の積み重ねが現れやすいと言われているからです。また、認知症の原因の1つとして動脈硬化が挙げられており、動脈硬化によって、脳血管が脆くなると、脳にダメージが生じやすくなり、認知症のリスクが高くなります。そのため、食事や運動、普段からの生活習慣が認知症予防につながるため、とても重要になってきます!!

 

食事

続いて、認知症予防に効果的な食べ物をご紹介します。認知症の原因の1つにアミロイドβの脳内への蓄積があるため、アミロイドβを抑制することが大切です。アミロイドβの抑制に効果的な食材は、ERA(エイコサペンタエン)、DHA(ドコサヘキサエン酸)といった多価不飽和脂肪酸、ポリフェノール、カテキンといった抗酸化物質を多く含んだものです。

 例えば、 

   ・青魚 ・野菜や果物・大豆製品・オリーブオイル

運動

コグニサイズ

⇒国立長寿医療研究センターが開発した認知症予防運動のことで、頭で考えるコグニション課題と身体を動かすエクササイズ課題を同時に行うものです。

Ex) ・しりとりや計算を交えながら歩く ・ステップをしながら3の倍数で手を叩く ・右手をグー、チョキ、パーの順で出し、左手は右手に勝つように出すなどがあります。

【その他】

回想法

⇒回想法とは、昔の懐かしい写真や音楽、昔使っていた馴染み深い家庭用品を見たりしながら、昔の経験や思い出を語り合う一種の心理療法です。

回想法によって、昔のことを思い出して言葉にしたり、相手の話を聞いて刺激を受けたりすることで脳が活性化し、活動性・自発性・集中力の向上や自発語の増加が促され、認知症の進行の予防に有効とされています。

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 他には、

    ・脳トレ・社会参加・音楽療法・手遊び

終わりに

 今回の記事を通して、認知症予防は高齢になって取り組めばよいわけではなく、生涯を通じて取り組むべき事柄であることが伝わったかと思われます。また、認知症予防の段階は大きく0次予防~3次予防の4つに分けられており、今回ご紹介したのは、0次予防:「気付き」を得ることによって、健康維持・増進のための行動を促す/ 1次予防:認知症にならないように気をつける(生活習慣・運動・飲酒喫煙など)にあたります。どちらも発症以前の段階を示しているため、ぜひ気にしていただけたらと思います。

【参考文献】

認知症予防できていますか?効果的な食べ物やトレーニング内容を徹底紹介:

https://www.mcsg.co.jp/kentatsu/dementia/786 (2022.12.6)

認知症予防・支援マニュアル(改訂版):

https://www.mhlw.go.jp/topics/2009/05/dl/tp0501-1h_0001.pdf

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