東京総合保健福祉センター 江古田の森

便は健康のバロメーターです。少し汚いと思う方も多いでしょうが、観察すると自分の体調を知る手がかりになります。ポイントは、かたさや色、臭いなど。気になる方はチェックしてみましょう。

かたさ	大腸での水分の吸収がうまくいっているかどうかが分かる。理想は水分７５％程度のバナナ状のかたさ。かたい場合やコロコロとした小さなものは便秘の前兆と考えられる。
色	正常な便は黄色から褐色がかった色をしている。もちろん血便は危険信号で赤色のみならず、胃や腸の出血は便を黒くすることもあるので要注意。
臭い	健康な状態での便は実はあまり臭わない。食べたものの影響が大きいが、例えば、下痢便で悪臭・異臭がするときは胃腸障害の可能性も。

便秘の予防には、食物繊維と乳酸菌を多く含む食品を摂り、適度な運動をすることです。乳酸菌を多く含む食品には、納豆、ヨーグルト、チーズなど。食物繊維を多く含む食品には、りんご、さつまいも、きのこ類などがあります。下痢症状の場合は、刺激物を控え、しっかりと水分補給をすることが大切です。腸内環境を整えて、健康な毎日を送りましょう。