おでん
2023年2月 9日 09:38
冬が旬の食べ物の一つにおでんがあります。
おでんは漢字で『御田』と書き、田楽の事を言うそうです。
田楽は室町時代に出来た料理で、種(具)を串刺しにして焼いた「焼き田楽」と種を茹でた「煮込み田楽」がありました。江戸時代になってからは「おでん」は「煮込み田楽」を指すようになり、「田楽」は「焼き田楽」を指すようになりました。
皆さんご存知かもしれませんが、煮物などは、冷めていく過程に一番味が染み込んでいくと言われます。カレーの2日目が美味しいのは冷めていく過程で野菜のエキスが溶け出していくからなのだそうです。
おでん屋さんは前日に煮た大根を一晩冷蔵庫で冷やすそうです。そのおかげで煮崩れがなく、箸がすうっと入り、且つ味が染み込んでいる感じなのも納得がいきます。
皆さんもおでんを作るときは、ある程度煮込み一度冷ましてみるのもいかがでしょうか。