【摂食動作問題】上手く食事ができない方へ
2023年2月28日 15:43
食べる事は大きな楽しみの一つです。生活にリズムを作り季節感も感じられ、心理的な満足が得られます。握りやすいスプーンやお箸といった自助具を用意して自力で食事ができる環境を工夫してみましょう。
・麻痺などで握力の弱くなった方へ
握力が弱くなり、細かい手や指の動きが出来なくなった方や、震えが出るようなった方にはこのようなお箸があります。
左のお箸は左右どちらの手で、どんな風に握っても箸の先が合うので利き手でなくても使用できます。
右のお箸は握りやすいように指に合う形になっています。
こちらのスプーンは柄が太い形状になっており指が動きにくい方にも握りやすくなっています。首や身体が曲げづらく口までスプーンやフォークが届きにくい方にもスプーンの首が自由に曲がるので口に運び易くできます。
・片手で食事をされる方や食器が滑ってしまう方へ
片麻痺の方やリウマチなどで手や指に変形がある方は片手で食事をされることが多くなります。
こちらのお皿はコーナーを丸く反り返る形状にして、食べ物がすくいやすくしてあります。
他にも食器が滑らないようにする滑り止めマットなどもあります。
以上のものはインターネットで購入出来ますし、江古田の森の売店にもカタログが置いてあり購入することもできます。
箸やスプーンまた食器を変更することで食事が楽になり、食べることを楽しめるようになります。