食品添加物とはどのようなものをいうのでしょうか?
2023年5月22日 08:50
お菓子、ハム・ソーセージ、かまぼこ、つけもの、弁当など、加工食品を作るときに、形や味を整えたり、色をつけたり、くさりにくくしたりするために加えられるものを食品添加物といいいます。
食品添加物は、次のような目的で使われます。
・食品を製造または加工するときに必要なもの
・食品を形作ったり、独特の食感を持たせるために必要なもの
・食品の色に関するもの(色をとったり、着けたりするもの)
・食品の味に関するもの(うま味、甘味、酸味等の味を付けるもの)
・食品の栄養成分を補うために必要なもの
・食品の品質を保つために必要なもの
です。一般的には化学的に合成されたものをいいますが、動物や植物などからとった天然の添加物もあります。
それぞれの加工食品のパックには、使われている食品添加物が表示されています。
例えば
・キシリトール、アスパルテーム: 食品に甘味を与える
・クチナシ黄色素、食用黄色4号: 食品を着色し、色調を調節する
・ソルビン酸、しらこたん白抽出物: カビや細菌などの発育を抑制し、食品の保存性をよくし、食中毒を予防する
・エルソルビン酸ナトリウム、ミックスビタミンE: 油脂などの酸化を防ぎ保存性をよくする
・亜硝酸ナトリウム、硝酸ナトリウム: ハム・ソーセージなどの色調・風味を改善する
等があります。
日本では、安全性とその有効性を科学的に評価し、厚生労働大臣が認めたものだけが食品添加物として使用できる事になっています。