食物繊維について
2023年6月28日 09:16
昔は体に必要のないものと思われていた食物繊維ですが、今は第六の栄養素などとも呼ばれ見直されています。
食物繊維には水に溶ける「水溶性食物繊維」と溶けない「不溶性食物繊維」があります。
○水溶性食物繊維
・食べ物が胃や腸を移動するのがゆっくりになって、消化・吸収をおだやかにしてくれる
→ 急激に血糖値が上昇するのを防ぐことができる。
(体脂肪抑制効果・糖尿病予防効果)
・コレステロールとくっついて、そのまま排出してくれる
→ 血液中のコレステロールが高くなるのを防ぐ。
(生活習慣病予防効果)
★昆布、わかめ、こんにゃく、果物、里いもなどに多く含まれています。
○不溶性食物繊維
・便の量を増やして大腸を刺激しやすくなる
→ 腸のぜん動運動を促進して便通を改善する
・水分をたくさん吸収しているため便を適度な固さにする
→ 排便をスムーズにするため、便秘が解消できる。
★枝豆・大豆・いんげん豆などの豆類やモロヘイヤ・ゴボウ・にらなどに多く含まれています。
一概に食物繊維といっても「水溶性」と「不溶性」で役割が違いますので、体調に合わせて上手く取り入れてみましょう。