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食事環境の整備と食事に関連する用具の活用について

2023年5月30日 11:39

 食事では、生活の中で長年にわたり培ってきたその人なりの食文化があります。一人ひとりの食生活を尊重した食事を提供する為には、自立した、健康で豊かで、美味しく楽しく食べられるような食事を支援することが大切になってきます。そこで、その人の状態を把握しながら食事の提供方法や工夫についてお話ししていきたいと思います。

①食事の姿勢に配慮する

 私たちは普段から無意識に食事をしていますが、食事をする時の姿勢は非常に大切な要素とされています。中には、安全に食べる為の姿勢を保てない場合があります。基本的な姿勢としては、両足を床に、両肘をテーブルに、それぞれきちんとつけます。そして、座位が保持できる椅子を使用し、誤嚥しないようにやや前傾した姿勢を取るのが良い姿勢と言われています。

麻痺や拘縮などの障害によって適切な姿勢が保持できない場合などは、その人の状態に応じて様々な福祉用具を活用したり、身体を支える介助を行い、安全・安楽に食事ができるように対応します。

②食事の用具を工夫する

 調理した食材を活かし、食欲を増やしてもらう為には、盛り付ける食器も大切な要素とされています。また、本人が自分の力を活用し、快適に食事ができるように箸やスプーン、フォークなどの選択も重要となります。その人の状態や好みに合わせて使いやすいもの、慣れ親しんだ食器などを利用する事で、食事の時間を楽しむことができると思います。

③食事の環境づくりに配慮してする

 食事をする環境は清潔で明るく、静かでリラックスできる雰囲気が必要となります。例えば、お花や思い出の写真を飾り食卓を彩ったり、使いやすいテーブルや椅子、適切な照明、温度換気など配慮したりする事が大切だと言えるでしょう。

上記に記したように、食事にはもちろん美味しい料理を提供する事はとても大切ですが、それに加えて、その人に合った食事方法や食事のしやすさの提供、環境設定がより食事を美味しく楽しむ事に繋がる大事な要素だと思います。

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