冬場のリスク管理
2023年11月20日 10:43
11月に入り、寒くなってきました。
リハビリ科からは寒い時期でのリスク管理を紹介させて頂きます。
冬の寒い時期になると「ヒートショック」と言われる現象が多々発生します。
【ヒートショックとは】
急激な温度変化によって血圧が大きく変動する・身体に大きな負荷がかかることで起こり、失神・不整脈などの症状が見られます。重症の場合は心筋梗塞や脳梗塞に至る事があります。
気温が低くなる冬場の脱衣場や浴室は特に室温が低くなりがちです。室温が低い所から急に熱いお湯につかると、急激な温度差によって大きく血圧が変動し、ヒートショックが起こりやすい条件となります。
【対処方法】
入浴前にあらかじめ脱衣場や浴室を温める事や浴室に入る前にシャワーでお湯を出して蒸気で温めておく事で温度変化を軽減することができます。他にも、浴槽からゆっくり立ち上がる・家族に声をかけてお風呂に入る・飲酒後の入浴は避ける等があります。
【まとめ】
普段あまり気にしていない体調変化や血圧変化が大きな疾患に繋がることもあるので、特に冬場の寒い時期は注意して生活してみるようにして下さい。