油について
2024年1月10日 11:11
話題になっている油に・亜麻仁(あまに)油とえごま油があります。
亜麻仁油は亜麻の種子である亜麻仁から抽出した油、えごま油はその名の通りえごまから抽出した油です。全く違う種類の油ではありますが、栄養面では似たような面もあります。
亜麻仁油・えごま油はどちらもαリノレン酸が豊富です。
αリノレン酸は抗炎症作用※1を持っていたり、必要に応じて、DHAやEPA※2へと変換されるなど特に有用な脂肪酸です。
亜麻仁油・えごま油どちらもこのαリノレン酸が豊富なため健康維持に役立ちますが、えごま油は重量比で25%弱がαリノレン酸なのに対し、亜麻仁油は50%弱ものαリノレン酸を含むため、αリノレン酸は亜麻仁油に多く含まれています、
但し、香りに関してはえごま油のほうが癖もなく受け入れやすいと言えそうです。
亜麻仁油も極端におかしな臭いがするというわけではありませんが、良く言えばフレッシュな、悪くいえば青臭いような香りがあるため、慣れるまではちょっと違和感があるかもしれませんし使い道も選ぶかもしれません。
どちらもαリノレン酸の摂取源として優れているという共通点があり、その含有量と食味や香りに差異はありますが、基本的には好きな方を選んでみて下さい。
※1...抗炎症作用とは肌や体の炎症を抑える働きです。ニキビや肌荒れ・赤みといった肌トラブルは「炎症」のひとつですが、抗炎症作用が働くと「肌ダメージを未然に防ぐ」だけでなく「今起こっている肌トラブルを改善」する効果も期待できます。
※2...DHAやEPAには中性脂肪を減らし、血をサラサラにする効果があります。