介護保険の基礎知識 サービス編
2024年2月 2日 09:10
介護保険で利用できるサービスには大きく分けて在宅サービスと施設サービス、地域密着型サービスの3つがあります。
在宅サービスでは、訪問介護、訪問入浴、デイサービス、福祉用具貸与、ショートステイといった主に自宅での生活を継続していく為に必要な介護サービスを受けることができます。
施設サービスでは、特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、介護療養型医療施設があります。主たる目的は、自宅での生活が困難な人が、日常生活上必要な介護、機能訓練、療養上の世話を受ける施設ですが、介護老人保健施設は、リハビリを中心とした医療ケアと生活サービスを受け、在宅への復帰を目指すための施設です。
地域密着型サービスは、認知症高齢者や中重度の要介護高齢者等が出来る限り住み慣れた地域での生活が継続できるように、区市町村が事業者の指定や監督を行い、地域の特性に合わせ地域に密着したサービスを行います。代表的なものに小規模多機能型居宅介護があり、中程度となっても住み慣れた自宅や地域において在宅生活を継続することを支える観点から「通い」を中心として、利用者の様態や希望などに応じ、随時「訪問」や「泊まり」を組み合わせたサービスを受けることができます。
これらのサービスを利用するためには、事前に介護保険申請の手続きが必要となり、介護保険の申請には以下のような手続きが必要となります。
1．本人または家族などが役所の介護保険課や、近くの地域包括支援センター・在宅介護支援センターで申請をします。
2． 認定調査員が自宅を訪問し、本人や家族などから聞き取り調査を行います。（本人の状態をチェックする訪問調査）
3． 主治医から意見書を提出してもらい、専門家で構成される介護認定審査会で審査を行い、判定します。
4． 30日以内に介護の必要度に応じて、「要支援1・2」「要介護1～5」「非該当」いずれかの結果が知らされます。
介護保険の相談は、江古田の森でも「介護よろず相談」を行っていますので、お気軽にご相談いただければと思います。
