障害福祉サービスを受けるには?
2024年2月 5日 09:21
障害のある方への福祉サービスも時代と共に変わり、多様化しています。しかしそもそも福祉サービスを受けたい時にまずどうすればいいの?という疑問にお答えします。
サービス利用までの流れ
①申請
障害福祉サービスを利用したいときには、お住まいの市区町村の窓口に申請する必要があります。
②障害支援区分の認定
認定調査が行われ、支援の必要な度合いに応じて「障害支援区分」が決まります。区分は1~6まで、数字が大きいほど支援の度合いが大きいと見なされます。
③「サービス等利用計画案」の作成・提出
「相談支援専門員」という資格を持った者が総合的な援助の方針や解決すべき課題を踏まえて、最も適切なサービスの組み合わせについて検討し、作成します。
④支給決定
②の調査や③の計画案を基に、必要なサービスの支給が決定されます。「障害福祉サービス受給者証」という書面に障害支援区分や支給内容が記載され、発行されます。
⑤「サービス等利用計画」の作成・提出
③の「案」が取れた正式な計画書を相談支援専門員が再度作成して、市区町村に提出します。
⑥サービスの利用
利用したいサービスを提供している事業所と契約し、サービスの利用が始まります。
申請からサービス利用開始まで多く手続きが必要ですが、近年大きく変わったのは、③や⑤にある「サービス等利用計画」の作成が必須となったことです。
多様なサービスから利用者が自分で適切なものを組み立てることはなかなか難しいことです。そこで、「相談支援専門員」という職員が、どんな生活をしていきたいのか、そのためにはどんな支援があるとよいのかといったことをご本人と一緒に考えていきます。一人一人に寄り添った支援を提供していくために、障害福祉の制度も随時見直されています。