レクリエーション
2024年3月30日 12:45
皆様、こんにちは。日増しに暖かくなってきましたが、お変わりありませんか。
私事ではございますが、先日「レクリエーション」という研修を受けてまいりました。
学んだ知識を少しでも皆様にお伝えできたらと思い、今回のテーマを「レクリエーション」とさせていただきました。
1.レクリエーションとは
まず、レクリエーションについて簡単ではありますが、説明させていただきます。
レクリエーションとは仕事や勉強などの疲れを休養や娯楽によって精神的・肉体的に回復することを指します。レクリエーションは様々なレクリエーション活動を通して楽しいひとときを過ごすことで、その人の心や身体、生活を活性化させるきっかけになります。また、レクリエーションを通して、相手との人間関係を築いたり、コミュニケーションの促進を図るのにも、とても有効な援助の方法です。似た言葉でアクティビティがありますがアクティビティとは、活気、活動という意味で定義される意味としては異なります。
2.レクリエーションの意義と種類
レクリエーションの意義として主に以下の4つが挙げられます。
・身体機能の向上 →日常生活動作に加え運動や体操を行い、身体機能の向上が見込める
・脳の活性化 →普段と違う脳の使い方をするため脳が活性化される
・コミュニケーションの促進 →ゲームや運動を通じて他の人と交流する機会を生み出し、社会性の向上や孤独感の減少だけでなく、その人の生きがいに結びつく
・QOL向上 →QOL(Quality Of Lifeの略称で生活の質という意味)を高めることは認知症の発症リスクを抑える
レクリエーションの種類として主に体操や運動など身体を動かすレクリエーションや折紙、手芸など手先を動かすレクリエーション、ボードゲームやグループで行うゲームなど脳を使うレクリエーション、散歩、気分転換になるレクリエーションなどがあります。
3.レクリエーションをするにあたってのポイント
⑴目的や狙いを正確に
⑵自己選択できる環境づくり
⑶1つのフロアで2つのレクを提供(違う種類)
⑷予定表を作成(習慣をつける)
⑸レクリエーションの提供は複数人で対応
⑹提供側も楽しむ
⑺レクリエーションに対して知識を深め、共有する
4.レクリエーションを実践するにあたってのキーワード
「集団力動」
➡集団を構成するひとりひとりの個人は相互に関係し、個人は集団からの影響を受けて変化する。その相互の影響や変化を、集団の場に何らかの力が働いているととらえる考え方。その場の雰囲気、誰かの動きに合わせて動いたり。
「集団の中で個々人の輝き」
➡集団でのレクリエーションであるが、集団の中でのひとりひとりの様子に着目する視点が大切。笑顔を見せない○○さんを何とか笑わせたい、落ち着かない○○さんが集中して参加してもらいたいなど
「立場の逆転」
➡介護される人(利用者)<介護する人(職員)から高齢者が得意にしているレクリエーションを行うことで、教える人(利用者)>教えられる人(職員)と立場が逆転される
5.最後に
いかがでしたか?レクリエーションに関して説明させていただきました。研修のなかで講師の方が「レクリエーションはご利用者の世界を救う」とおっしゃっていました。大げさなことを言っているように見えますがそんなことはありません。ごはんを待っているだけの時間や何もすることがない時間にレクリエーションを実施することによって、その方の施設での生活を少しでも豊かにすることができると考えております。研修を通じて今まで以上にレクに力を入れていきたいと感じました。
江古田の森職員一同、利用者様の生きる力を支え続けていきます。
寒暖の差が激しい日々が続きますので、お体に気を付けてお過ごしください。