東京総合保健福祉センター 江古田の森

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端午の節句

2024年5月22日 16:05

端午の節句の起源と由来

端午の節句は約2300年前の中国がルーツとなっており、日本に定着したのは江戸時代に入ってからです。当時の日本では、天皇や貴族から武士へと政治の実権が移り変わっていきました。そのような中で、「尚武の節句」と呼ばれる「男の子の成長を祈願する行事」が、やがて「端午の節句」として定着します。端午の節句は、五月人形やこいのぼりを飾り、男の子がたくましく育つようお祝いします。

「端午の節句」では、縁起がよいとされる食べ物を用意するのも一般的です。端午の節句はご家族や親戚でお祝い膳をいただき、男の子の成長を祈願して健康を願いました。そういった風習がいまも受け継がれ、端午の節句には「縁起物」や「伝統料理」を用意するのが一般的になりました。

代表的な「柏餅」と「ちまき」

「柏餅」主に関東地方で主流です。

端午の節句で柏餅を食べるのは、「子孫繁栄を祈願する」「家系が途絶えないようにする」といった意味があります。柏餅に使われる柏の葉には、新しい芽が出た後に、古い葉が落ちていくという特性を持っています。この特性を家系に置き換え、「家系が途絶えることのない様子」に見立てて、縁起物として定着していきました。

「ちまき」主に関西地方で主流です。

ちまきは古代中国から伝わった行事食だといわれています。中国で人望の厚い「屈原(くつげん)」という政治家が亡くなり、人々が供養のために葉で米を包み川へ投げたのがちまきの始まりです。その後、「健康」や「厄よけ」を祈願するものとして、端午の節句にちまきを食べるようになりました。また、一言でちまきといっても、地域によって大きく異なります。西日本では甘さのあるちまきが、東日本では「おこわ」のようなちまきを主流とします。このように、各地域で味にも違いがあるのがちまきの特徴です

「端午の節句」で食べられる、その他の食材

筍(たけのこ)料理

端午の節句の代表的な食べ物に、「筍料理」があります。筍は大きく真っすぐに成長するという特性から、「こどもの成長を祈願する」縁起のよい食べ物として、お祝いの料理に取り入れられてきました。また、筍は5月が旬であることも、端午の節句の料理に使われる理由に挙げられます。

鰹(かつお)料理

55日の端午の節句では、5月を旬とする食べ物も好まれる傾向があります。そのひとつとして、鰹を使った料理があります。鰹には、「かつ」という文字が含まれており、縁起がよいとされています。

また、「勝つ男」と語呂合わせできることから、男の子の成長を祈願する端午の節句にふさわしい縁起物とされてきました。

鯛(たい)料理

端午の節句に限らず、縁起物として好まれているのが、鯛料理です。たいは、「めでたい」と語呂合わせできることから、縁起のよいお祝いの定番料理として食べられています。また赤と白の紅白カラーも、縁起がよいと言われる理由のひとつです。

鯛には華やかなイメージもあるため、ご家族が集まってお祝いをする食卓にも映えるでしょう。

鰤(ぶり)料理

鰤は出世魚で、古くから縁起のよい食べ物として親しまれています。出世魚とは、成長する段階で名前が変化する魚の名称です。鰤は、ワカシ、イナダ、ワラサというように、成長に合わせて呼び名が異なります。

このような出世魚は、「出世」や「活躍」を祈願する縁起物とされているため、男の子のお祝いで食べるケースが多い傾向です。

鰹の手ごね寿司(中部地方のご当地メニュー)

材料 (4人分)

・鰹(刺身用) 300

・ごはん    2合分

・すし酢    大さじ4

・青じそ    10

・白ごま    大さじ1

・針生姜    1かけ分

(A)

・しょうゆ   大さじ2

・本みりん   大さじ2

作り方

かつおは7~8mm厚さに切る。ご飯はすし酢と混ぜ合わせてすし飯をつくる。青じそはせん切りにする。白ごまはさっと炒り、粗く刻む。

かつおを(A)に漬け、15分程置く。

すし飯に②の漬け汁大さじ2をふりかけ、かつお、青じそ、白ごま、針生姜を加え、よく混ぜ合わせ、盛りつける。

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