~ストレスと食事って関係ある!?~
2024年10月 4日 10:09
ストレスと食事って関係ある!?
残念ながら特定の料理や食材でストレスの原因解決はできません。しかし、ストレスに負けない身体つくりを日頃から気を付けていることが重要です。
ストレスにさらされた時に分泌されるホルモンの合成には、ビタミンB群やCが必要です。また、脳はストレスに対処するときにエネルギーを使いますが、脳の栄養源となるブドウ糖を効率よくエネルギーに変えるためには「ビタミンB1、B2、B6」など様々な「ビタミンB群」によるサポートが必要です。
ストレス対策 摂りたい栄養素
①~ビタミンB群~
豚肉に含まれる「ビタミンB1」や鶏卵に含まれる「ビタミンB2」、バナナやナッツに含まれる「ビタミンB6」などの「ビタミンB群」はチームで働き、神経系や脳の働きを高めてくれます。どれかひとつだけとるのではなく、数種類の「ビタミンB群」を同時にとることが大切です。
《豊富な食品 》豚肉・レバー・うなぎ・牛乳・あさり水煮・菜の花など
②~ビタミンC・E~
どちらも抗ストレスホルモン「コルチゾール」の生成に関係があり、ともに作用しあいながらさまざまなストレスに対する防御反応を高めてくれます。
ビタミンCは水溶性ビタミンと呼ばれる水に溶けやすいビタミンで、ビタミンEは油に溶けやすい脂溶性ビタミンです。効率よく栄養素をとるために、ビタミンCを多く含む野菜は生のまま食べましょう。ビタミンEを多く含んだ野菜は、オリーブオイルを使ったドレッシングをかけたり、揚げたりなど油と組み合わせることで消化吸収が良くなると言われています。
《豊富な食品 》:ビタミンC●じゃがいも・さつまいも・パプリカ・キウイフルーツ・柿・柑橘類など
《豊富な食品 》:ビタミンE●緑黄色野菜・アーモンド・うなぎ・卵黄・アボカドなど
③~トリプトファン~
幸せホルモンと呼ばれるリラックス作用がある「セロトニン」も、アミノ酸の一種であるトリプトファンが材料となって作られます。セロトニンは身体のリズムを整えて快眠しやすい状態にする「メラトニン」を生成します。ストレスを減らすだけでなく、しっかりと睡眠をとって心と身体の調子を整えるためにも「トリプトファン」を含んだ豆乳や納豆などの大豆製品を意識して日々の食卓に取り入れましょう。
《豊富な食品 》●牛乳・チーズ・大豆製品・卵・ナッツ類・バナナ
④番外編
<ポリフェノール> 強い抗酸化作用を持ち、不安や緊張感などを緩和することで、気分を落ち着かせる効果が期待できる。ポリフェノールの抗酸化作用は4時間ほどで効果が消えるためこまめにとると効果的です。
《豊富な食品 》●カカオ製品・バナナ・ブルーベリー・春菊・納豆・緑茶・コーヒーなど
<ギャバ(GABA)> アミノ酸の一種であるギャバはストレスや更年期障害によるイライラの緩和など、いろいろ作用があることがわかってきています。人間の脳内に存在する神経伝達物質で脳の神経細胞の興奮を抑える働きがあります。精神的なストレスによる緊張や不安、イライラなどを和らげ、気分を落ち着かせてくれます。睡眠の質を高め、不眠を改善する働きもあります。
《豊富な食品 》●チョコレートや発芽玄米・キムチ・納豆・じゃがいも・ぬか漬け・トマト・緑茶など
おすすめレシピ紹介
ほうれん草とチーズのミルクスープ
材料(2人分)
ほうれん草 3株
玉ねぎ 1/2個
ベーコン 60g
しめじ 1/2P
小麦粉 大さじ1
コンソメ 小さじ2
水 200cc
牛乳 200cc
スライスチーズ 1枚
オリーブオイル 大さじ1
黒コショウ
作り方
下ごしらえ・ほうれん草はよく洗い、水気を切らずに耐熱容器に入れてラップをし、レンジで1分加熱。水にさらして水気を絞り3cm幅にカット
・玉ねぎは薄切り、ベーコンは細切り、しめじは石づきを外してほぐす
①鍋にオリーブオイルを引いて熱し、玉ねぎを加えてしんなりするまで炒める。しめじ、ベーコンを加えてサッと炒めます。
②小麦粉を振り入れ、粉っぽさがなくなるまで混ぜ合わせ、コンソメを加えて水を数回に分けてダマにならないように混ぜる。沸騰後3分ほど中火で煮る。
③火を弱め、牛乳・ほうれん草を加える。チーズをちぎって加え、混ぜ合わせて器に注ぎ、完成。お好みで黒コショウをふる。
レシピ参照~macaroni~