東京総合保健福祉センター 江古田の森

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認知症予防

2024年10月30日 14:50

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認知症を予防するには、食事・運動・生活習慣がとても重要です!!60代以降の方の認知症の発症のリスクが高くなるのは、それまでの食事や運動、喫煙、飲酒習慣といった生活習慣の積み重ねが現れやすいと言われているからです。また、認知症の原因の1つとして動脈硬化が挙げられており、動脈硬化によって、脳血管が脆くなると、脳にダメージが生じやすくなり、認知症のリスクが高くなります。そのため、食事や運動、普段からの生活習慣が認知症予防につながるため、とても重要になってきます。今回は『食事』と『運動』についてご紹介いたします!

食事

まずは認知症予防に効果的な食べ物をご紹介します。認知症の原因の1つにアミロイドβの脳内への蓄積があるため、アミロイドβを抑制することが大切です。アミロイドβの抑制に効果的な食材は、ERA(エイコサペンタエン)、DHA(ドコサヘキサエン酸)といった多価不飽和脂肪酸、ポリフェノール、カテキンといった抗酸化物質を多く含んだものです。例えば・・・①青魚 ②野菜・果物 ③大豆製品 ④オリーブオイル 等

運動(コグニサイズ)

国立長寿医療研究センターが開発した認知症予防運動のことで、頭で考えるコグニション課題と身体を動かすエクササイズ課題を同時に行うものです。

・ステップをしながら3の倍数で手を叩く ・後出しじゃんけん ・歌に合わせてステップを踏む 等々

回想法

⇒回想法とは、昔の懐かしい写真や音楽、昔使っていた馴染み深い家庭用品を見たりしながら、昔の経験や思い出を語り合う一種の心理療法です。

回想法によって、昔のことを思い出して言葉にしたり、相手の話を聞いて刺激を受けたりすることで脳が活性化し、活動性・自発性・集中力の向上や自発語の増加が促され、認知症の進行の予防に有効とされています。

他にも、脳トレや地域交流、音楽を聴いたりして、脳の活性を促すことが勧められています。

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終わりに

現在、アルツハイマー型認知症の進行を抑制するとして、国の承認を初めて得た世界初の認知症治療薬『レカネマブ』が話題になっています。今後も、様々な形で治療薬などの開発が進んでくると思いますが、まずはご自身で出来る認知症予防に取り組んで、認知症にならないことを目標にしてみてはいかがでしょうか。

参考

太陽生命:予防するために出来る3つのこと

https://www.taiyo-seimei.co.jp/net_lineup/colum/ninchi/006.html

国立長寿医療研究センター:

https://www.ncgg.go.jp/hospital/kenshu/kenshu/27-4.html

厚生労働省:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000089508_00005.html

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