東京総合保健福祉センター 江古田の森

　立ったり座ったりに介助が必要になってくると、トイレで排泄することが難しくなってきます。
高齢者施設であってもやむなくオムツで対応せざるをえない方がいらっしゃいます。

　座って排泄することは、腹圧がかけやすく、スムーズな排尿・排便を助けます。
それだけではなく、メンタル面においてとてもデリケートな問題で、高齢者にとってトイレで排泄ができるということは、自尊心や生きる気力を保つことにも影響を与えます。

　排泄ケア用リフトは、利用できる方はある程度の身体機能が必要となりますが、膝と体幹を固定し安全に立位を保ち、そのまま便座に座って頂くことができます。
身体の大きさに差があっても、介護者は小さな力で操作することが可能です。家庭用の小型なものもあります。

こういったものを利用し、できるだけトイレでの排泄に取り組みたいと思います。