高齢者の「秋バテ」予防と対策
2025年9月13日 14:16
秋は気温差や夏の疲れが出て「秋ばて」になりやすい季節です。
特に高齢者は対応調整機能や免疫力が低下しやすいため注意が必要です。
以下に高齢者向けの秋バテ対策と予防ポイントをまとめました。
秋バテの原因
・朝晩と日中の気温差→自立神経が乱れる
・夏の冷房や冷たい飲食の影響→胃腸機能の低下
・台風や低気圧→体のだるさ、頭痛
・睡眠の乱れ→疲れがとりにくい
高齢者の秋バテ対策
1.食事
・温かい食事を心がける
豚肉や鶏肉、魚など良質なたんぱく質を摂取、根菜類(サツマイモ、レンコン、人参)でエネルギー補給
・胃腸にやさしい調理法
煮物、蒸し料理、おかゆなど消化に良い物
・ビタミン・ミネラル補給
ビタミンB群(疲労回復)、ビタミンC(免疫強化)、カリウム(むくみ予防)
2.水分補給
・高齢者は喉の渇きをかんじにくい
・こまめに温かいお茶や常温の水を少しずつ摂取
・味噌汁やスープで水分+栄養補給
3.睡眠・休養
・季節の変わり目は睡眠リズムが乱れやすい
・日中は軽い運動や散歩で体を動かす
・就寝前は入浴やストレッチでリラックス
4.体を冷やさない
・朝晩の冷えに備えて重ね着で調整
・腹部・首元・足元を冷やさない工夫(腹巻・靴下)
・入浴はぬるめ(38℃から40℃)で血流改善
5.適度な運動
・無理のない範囲で散歩やラジオ体操
・室内でできるストレッチも効果的
・血流促進で自立神経の安定につなげる
予防のポイント(習慣づけ)
・「温める・動く・食べる・休む」を注意しましょう
・季節の食材を取り入れて栄養バランスを整えましょう
・外出や交流を続けて気分のリフレッシュを図りましょう